80号の書感(うさお)
 
 

表紙
 麻布十番の街に丸窓を持つビルがあります。麻布十番ミレニアムタワーと言います。屋上にヤシの木が三本見えます。「kaion701」というネオンサインが見えます。ここはミュージックバーで、屋上のテラス席から東京タワーを見ることが出来るんですって。このようなレトロな丸窓は明治時代の古建築に多いね。大阪府立図書館とか、京浜急行金沢八景駅瀬戸変電所とかですね。
大阪府立図書館 2023年9月13日

京浜急行金沢八景駅瀬戸変電所 2015年2月28日


千の織② 
 TICAさんのビーズ個展。犬と猫をモチーフにしてビーズ織を披露している。ビーズも平織りが主流と思っていましたが、意外にあんこの詰まったふっくらとしたものが多いです。何でだろう?、やはり柴犬のチャームが一番かわいい。大きさが限られているので、どう収めるかが重要なんだろうな。こんなに手が込んでいると大量生産は出来るのか。ここまで織れると次には何か凝ったものが織りたくなるもの。さあ、どうするんだろう。ペットには迷子札ならぬビーズチャームが好いね。CaccoがTICAさんのビーズ展示会に行きました。横浜の山手は坂が多く大変だったようです。

マホロミのココロミ
 「マホロミのココロミ」のタイトルが気に入っている。この韻を踏んでいる処?変に若っぽいしね?古建築に興味のある人は年々増えているようなので、この漫画の様に変に凝ってオマージュしていると、描かれている本物の建築を探してみたくなる。それには多くの古建築を知らなくちゃいけないけど、うさおはグリコ隊長ほどお勉強してこなかったからなあ。

オーディオへの道「復活に向けて」
 タツオトさんはオーディオ・マニアだけど、楽器が弾けないので自分を楽器にして「合唱」なんかを合唱しちゃうんだね。
 クラシック音楽は響きと繊細な音が命なので、とにかくホールの天井、壁面の材質やホール形状は試行錯誤で設計します。実際のホールで試行錯誤を行うと、数十億単位の施工費と時間が掛かります。そのためホールの模型実験やコンピュータ・シミュレーションで色々トライします。時間と経費の節約に役立ちます。

コンピュータ・シミュレーショ

実物のホール

1/10模型のホール

映画評オッペンハイマー
 原爆の父と屋ばれ、マンハッタン計画の中心人物だったオッペンハイマー。中学生時代にオッペンハイマー博士の風貌などを一切知らないの、線画の似顔絵を描いたことがあります。自分で描いたにも拘わらず、博士の人物像や苦悩を表すことが出来たと思っています。何故そう思ったのだろう。
 新聞の顔写真から岸信介の粘土像を作ったことがあります。少し漫画チックになりましたが、なぜか先生に褒められた。

点景①
 可哀そうなクチボソとハヤが青鷺さんに食べられちゃいました。お洒落な浅い池でしたからね。お魚さんの逃げ場がなかったんですね。
 白鷺さんと違い青鷺さんは何か目つきが獰猛な気がする。

点景②
 自宅のリスニングルームでホームリサイタルを行うなんて、音楽好きの人には堪りませんね。ピアノの奥に鎮座しているスピーカーはJBL S-9500。超弩級のスピーカーです。

点景③
 ホームリサイタルを演奏風景を報告されています。集まった方々もとても満足気です。コーヒータイムと演奏者さんとの懇親会もあり、さすがアットホームのリサイタルです。最近うさおは左耳に耳鳴りがして中音域の音がよく聞こえません。流石にこれでは音の弁別が出来ないので音を楽しめません。

今夜はシングルモルトウィスキーで!④
 ウィスキーのテイスティングも、クラシック音楽と同様に香りと繊細な味を効き分けて楽しみます。特に飲み比べるには味と香りを記憶させておく、独特の感性が要求されますけどね。
 あっ、あとお高いウィスキー手に入れるための財力も必要になりますね。パーカー三木さんは半生かけてお酒をコレクションしています。そのうち、貴重なウィスキーボトルを抱えて、なんでも鑑定団に出演するんじゃないかな。

点景④
 雅子さんは母親譲りの美的感性を持たれています。野山の草花に想いを馳せ、採取しては花瓶に差し、その花を長持ちさせる名人なんだそうです。そう言えば雅子さんは亡くなられたお兄様を偲ばれた「洋二」という私家版書籍に多くのスケッチを描かれています。
 その中の記述に頻繁に出てくるお兄様の親友が出てきますが、その方の名字が現在の雅子さんの名字と同じなのです。横浜のエラリーにはピンときましたね。この方とご結婚されたのではないかと。
 頂いた返事がこれです。
「そうです。〇〇〇〇はわたしの夫です。、、、、、、、、、。
 平凡な幸せなのにドラマだなんて仰って下さると、、
 でも
 全ての人はドラマを生きているのですよね。」
シン・ドクガク第79号画家深堀富美子補稿
http://usao.jp/sin-dokugaku_web/79%E5%8F%B7/%E6%B0%B4%E9%81%93%E5%A1%94/dokugaku-data.html

読書評 神田ごくら町職人ばなし
 「手塚治虫」に代表されるポンチ絵的な漫画が、「さいとうたかお」の出現によって「劇画」というジャンルが生み出されました。しかし最近の漫画(劇画)は、両者の味をフュ―ジョンした柔らかみのあるものになっています。背景は緻密ですが人物は味のある絵柄に代わってきています。背景が緻密なのはジブリ・アニメの影響かも知れません。「滝田ゆう」の背景の緻密さとは異なるようです。

たきたゆう画

点景⑤
 ニシサンのお宅に伺って羨ましかったことは、いつでも葡萄を食べられることだ。嫌いじゃないんです、うさおは葡萄を。子供の頃は干葡萄(レーズンズ)が大好きでした。父が吸っていた煙草「光」に香りがそっくりです。うさおは父が好きだったんですね。孫は干葡萄を「レーズン」と言わず、複数形の「レーズンズ」と言います。何処で教わってきたのだろう。

スマホ寫眞館 聖地巡礼
 米津玄師が好きな人はミスチルが好きな人と同様、聖地に赴きたくなるんですね。横濱の日本大通りは私達にも馴染みのある所、そこを選ぶとは米津玄師!さすがです。黒づくめの衣装でポーの大鴉をイメージしちゃうな。いやデスノートか?玄師氏はどちらも好きなんだろうな。

点景⑥
 ホームリサイタルで出演されたバイオリンの水島愛子さんと、ピアノの平澤匡朗さんのデュオコンサートが鎌倉の佐助サロンで行われ、ニシサン夫妻も出かけられたとのこと。佐助神社が近くにあるところですね。漫画の同人メンバーが鎌倉の「雪の下」に住んでいて、その友人がこのへんに住んでいました。お母様が駅前のアクセサリー店を経営していて、羽振りが良く食事など高いお店に入ろうとするので、いつも押しとどめていました。

点景⑦
 松雲山 要法寺から蓮の種を貰い、自宅の池に植えたそうです。その蓮の花が咲いた。蓮の花は咲くときには「ポン!」と音がするそうな。朝方近くに咲くと言われ、その音を録音しようとした学者さんがいました。う~ん、植物学者・大賀一郎氏は上野の不忍池で毎年観測をしていたそうです。「風流音」と名付けていましたが、朝早くからの観測はうさおには無理だな。


2024年9月発行 (多分ね)
発行人 読書を楽しむ会
表紙 cacco
製作 M“s factory