表参道うかい亭 2022年12月6日
二子玉川の的山でフグを食べたわずか一か月後に、もう、ステーキが食べたいと表参道に出かけました。私たちも先が無いから急いじゃうんですよ、何でも。
副都心線の駅を降りて、つい魔が差して「そうだ、旧原宿駅をみにいこう。まだ時間はあるし・・・」って考えちゃいました。2～300ｍも歩くと足が痺れてしんどくなるのにさ、何考えちゃったのでしょう。
あれっ、旧原宿駅は未だ再建されていない！どっと疲れが・・・。
痺れる足を曳きづりながら、とぼとぼと「うかい亭」に向かいます。
表参道うかい亭 新原宿駅 2022年12月6日
表参道うかい亭 工事中の旧原宿駅 2022年12月6日
街はクリスマス気分一杯で、表参道の街路樹はイルミネーションで煌びやかなこと。広い歩道においてある洒落た金属製のベンチで休み、休みしながらお店の前に辿り着きます。
着飾った若い人たちが、うさおの前を通り過ぎていきます。楽しそうだなあ。
表参道うかい亭 表参道のイルミネーション 2022年12月6日
表参道うかい亭 表参道のイルミネーション 2022年12月6日
表参道ジャイルの5階に上がってみます。おっ、身なりの良い若いカップルと外人さんの二人組が、うかい亭の入口のメニューを見ています。あれっ横目で見ながら通り過ぎちゃいましたね。お料理のご予算が合わなかったかな。
表参道うかい亭 入口の赤絨毯 2022年12月6日
表参道うかい亭 2022年12月6日
表参道うかい亭 スプーンの人 2022年12月6日
表参道うかい亭 フォークの人と並んで 2022年12月6日
とりあえず疲れちゃったから、中に入らしてもらって休んでいようと入口のソファーに座ったら、こちらですよと渋谷の街が見えるロビーに案内されました。
そうこうしている間にＭ上さんが来店、二人して疲れたねとまだ食事の前なのに椅子に深々と座り込みます。
表参道うかい亭 この絵の作者は？ 2022年12月6日
表参道うかい亭 時計ではなくディスク・オルゴール 2022年12月6日
表参道うかい亭 待合室 2022年12月6日
ウェイターさんが鉄板の前の席に案内してくれます。よく磨き込まれた鉄板で、訊ねてみると男性職員総がかりで力を入れて磨き込むのだそうな。この磨きの仕事だけは女性スタッフは外されるそうです。そんなに重労働なんだ。
今日のメニューはこれ、「旬味覚コース」を選びました。Ｍ上さんが鮑の焼き物と極上牛サーロインを選択しました。
牡丹海老 ジュレ・ビーツの泡ソースが出ました。底のほうに海老のぷりぷりの身が入っています。旨い！これから出る料理に期待大だな。しかし、雰囲気として写真は撮りにくいなあ。泡ソースを描くのが難しいので絵もありません。
帆立貝のロースト、鉄板に身を押し付けるのでじゅうじゅう言う音が心地よいなあ。紐の部分も上手くはずして焼いていきます。帆立貝の上の粒々は何だったかな、シェフが説明をしてくれていましたがすっかり忘れました。おっ、これも旨し。
表参道うかい亭 帆立貝 2022年12月6日
スープは栗のスープだったかなあ。ポタージュぽっくてすぐに飲み干しちゃいました。
鮑の岩塩蒸しですが、初めに生きている鮑を見せてくれます。鉄板の上に置くと日高昆布で包んでいきます。緑のもので覆うので包装紙かと思っちゃいましたが、味が沁みるように昆布なんですね。その上を岩塩で覆っていきます。贅沢ですね。これがまた旨いんです。
余談ですが、つい最近、鮑が絶滅危惧種としてレッドリストに載りました。野生生物の絶滅のリスクを評価しているIUCN＝国際自然保護連合が、日本の３種類のアワビを絶滅危惧種に指定しました。今後、この鮑の焼き物も気軽に食べられなくなるかもしれません。
表参道うかい亭 鮑の岩塩蒸し 2022年12月6日
メインの極上牛サーロインステーキです。鮑が食べ応えがあったのでここまででもお腹はやや満腹です。見事にサシの入ったお肉を、サイコロ状に切り分けて提供してくれます。あとで調べてみると60ｇ程度らしいですが十分ですね。途中焼くだけではなく、蒸したりと手間が掛かっています。
表参道うかい亭 サーロインステーキ 2022年12月6日
タラバガニの雑炊だったと思います。覚えられないんですよ。歳をとると。ご飯ものはこれが最後です。
デザートは、渋谷の夜景の見える部屋に移動していただきます。どれを選ばれますかって聞かれたら、すかさずモンブランと答えました。
モンブラン好きです。うかい亭の入口はアールデコ調でしたが、この部屋は典型的なアールヌーボーです。お料理の味も素敵ですが雰囲気も素敵です。
表参道うかい亭 カフェ・ルーム 2022年12月6日
表参道うかい亭 アールヌーボ調の部屋 2022年12月6日
表参道うかい亭 モンブラン・ケーキ 2022年12月6日
