
帝国ホテル レ セゾン 2025年6月4日
前回は去年の4月に雅叙園に行きました。その後は暑いね、寒いねと駄々をこねて中々、出不精の二人は会うことが出来ず一年も経ってしまいました。その間、うさおはコロナ罹患し頸骨のずれによる治療を行い、十二指腸潰瘍による5日間の入院などをして、遅れに遅れて6月になりました。
そう言えば、私たちが食べに行ったことのある所が、次々に閉店しています。何なんでしょうね。山の上ホテルでしょ、日比谷聘珍楼でしょ。雅叙園でしょ。
M上さんから帝国ホテルに食べに行こうとお誘いが入ります。帝国ホテルっ!お~、ほとんど行ったことがありません。大学の先生の退官記念で一度だけ行ったかな。M上さんの株主優待でご馳走になります。
心配はドレスコードがあるかどうかです。以前に交詢社を訪れた際には、ネクタイの無い方の入館はお断りですと言われ、ボウタイをどうぞと差し出されたことがあります。
地下鉄の日比谷駅から地下道を歩いて帝国ホテルまで来ます。地上に上がると、あらっ、外人さんが多いな。
帝国ホテル外観 2025年6月4日
帝国ホテル 正面は皇居に向いている 2025年6月4日
とりあえず足が痺れて来たので早く椅子に座りたい。ロビーに入ると、住んでいる町内の一区画がすっぽり嵌るくらい広い。着きましたよと連絡を入れようとしたら、肩を叩かれ、もう、M上さんは来ていました。

帝国ホテル 一階ロビー 2025年6月4日

帝国ホテル 右手の珈琲の飲めるエリアが広い 2025年6月4日

帝国ホテル 盛花でした 2025年6月4日
大きな大谷石の壁の一部が残されています。説明文は以下の通りです。
米国の著名な建築家、フランク・ロイド・ライトが設計した帝国ホテル旧本館・通称「ライト館」(1923年~1967年)は世界中から訪れる旅行者に「東洋の宝石」と称されました。
この大谷石のレリーフは、ライト館のロビーの一角にあった壁のデザインに手を加え制作したもので、ライトデザインの特徴である直線の重なりや、様々な幾何学図形の装飾が生かされています。ライト館を愛知県犬山市の明治村に移植した際、修復にあたった栃木県大谷町の名工が丹念に彫り上げました。
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帝国ホテル 大谷石のレリーフ 2025年6月4日
階段下の空間にも旧館の遺物があります。
この机と椅子は、近代建築の三大巨匠の一人フランク・ロイド・ライトが設計したアール・デコ様式の帝国ホテル旧本館(通称:ライト館)にて使用されていました。
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帝国ホテル 2025年6月4日

何処に入るか考えて、色々なお店の前をうろうろしましたが、ここにしました。「レ セゾン」!フランス料理店です。
バーントアンバー色の内装が落ち着いた雰囲気を漂わせます。そこに大きなディスプレイがでーんと、でも雰囲気を損なっていませんね。全体の趣がライト風の直線を重ね合わせた幾何学模様のせいだからでしょうか。アール・デコぽい床の文様です。

レ セゾン エントランス 2025年6月4日
一見さんの私たちは入口近くの席をご用意しますとすまなそうにウェイターさんが言ってきましたが、歩く距離が短い入り口近くの方がありがたいのはうさおだけでしょうか。
テーブルにはバラの花がお出迎えしてくれます。

レ セゾン 2025年6月4日
当日のメニューです。ほの暗い照明の下では、細かい字やフランス語で書かれた文字は意味不明です。(それでなくともうさおには外国語は意味不明です)
室内は程よく吸音が効いており、ウェイターさんが耳元で小さな声で説明してくれますが、うさおにはよく聞き取れません。適当に「はい、それで・・・」と答えておきます。

レ セゾン ランチ・メニュー 2025年6月4日
各テーブルに一輪のバラが飾ってあります。日比谷花壇あたりならバラ一輪が高そうです。

レ セゾン 薔薇の花 2025年6月4日
フランスパンは香ばしさが好きです。庭園美術館のレストランでは、オリーブオイルが添えられていましたが、今回はバターマルメで作った球形のバターでしたから、パンに付けるものだと分かりました。以前は分からずM上さんにこの液体は何だろうと聞いてしまいました。

レ セゾン バケットを切り分けてくれます 2025年6月4日
冷やした缶詰めに入ったシマアジのマリネだと思う。細かいことを何か言われたのだが耳が遠くてよく聞き取れません。桔梗のような紫の花が一輪入っていたようにも思います。桔梗だと有毒ですが、これは小さな花でしたので別の花で無害です。(ムラサキカタバミではないかな?)
この時、大阪の和食屋さんでオオバの代わりに、季節感を出すために紫陽花の葉を出し、お客さんがそれを食べて食中毒になりました。普段、観賞用にしている水仙、鈴蘭、夾竹桃、樒、福寿草、彼岸花、朝顔の類の花や葉、種子を食べると下痢をします。漫画「薬屋のひとりごと」にでも出てきそうです。

レ セゾン マリネ? 2025年6月4日
憶えていたのはこのくらいまでで、後は全部忘れてしまいました。薄ピンク色の網目状の煎餅のようなものが上に載ったものや、大変凝った料理が出てきたのですが名前が覚えられません。

レ セゾン これは何だったかなあ? 2025年6月4日

レ セゾン 確かオマール海老のジュレか何か 2025年6月4日
肉料理が子牛の喉肉だったのは憶えています。喉肉! ふ~む。喉の処だから薄っぺらい肉をイメージしましたが、意外にボリュームがあり、しかも噛み応えがありました。ここまで食べたら、もうお腹一杯です。

レ セゾン 子牛の喉肉のポアレ? 2025年6月4日
デザートに木の上に乗ったチョコレートが出てきます。木は所々に金継ぎをしたかのような金色の筋が付いています。後から別のチョコレート(箱にぎっしり詰まったもの)を追加にどうかと聞かれます。豪勢だなあ、贅沢じゃなあ。

レ セゾン 2025年6月4日
食事を堪能したところで、有楽町まで歩いて帰ります。途中、椿屋珈琲でお茶しました。ここのウェイトレスさんはメイド服です。

椿屋喫茶店 お腹一杯だなあ 2025年6月4日

椿屋喫茶店 あっメイド服だ 2025年6月4日

椿屋喫茶店 中二階もあります 2025年6月4日

椿屋喫茶店 ステンドグラス 直線的でライト風だね 2025年6月4日

椿屋喫茶店 アイスティー 2025年6月4日

椿屋喫茶店 リンゴジュース 2025年6月4日