国立科学博物館  2019年2月16日 


 国立科学博物館は、子供のころから父に連れて行ってもらった所です。 父は電気技師でしたが、本人は数学者になりたかったようです。
 祖父は明治16年に単身、米国に渡りハーバード大学で歯科医学を学んできました。その時の伝手で父にも米国留学の話が来たそうですが、これを祖母が反対しそうこうしているうちに、1923年に関東大震災が発生、10万人を超す死者が出るなか、この話は沙汰止みになってしまいます。このことで父と祖母は喧嘩をして口も利かなくなったと聞いています。兎も角も父も理系の人間で、数学、天文学が大好きでした。
 定年退職後は母と一緒に、国立科学博物館で行われていた天文学講座に毎月通っていました。余談ですが、野尻抱影の天文図書が好きでしたね。 これらの本は引越しの際に何処かに無くなってしまいました。間違えて捨てちゃったかなあ。
 ※野尻抱影:英文学者で、大佛次郎の実兄、天文学が好きで当時発見された準惑星に冥王星と命名したことで有名。


国立科学博物館 外観 2019年2月16日

 実物大のシロナガスクジラがお出迎えしてくれるので有名です。何せ、うさおもcaccoもシニアなので入場料が無料です。素晴らしいなあ。


国立科学博物館 シロナガスクジラがお出迎え 2019年2月16日

国立科学博物館 入口 2019年2月16日

 フーコーの振り子は、子供の頃から不思議感を持っていました。大好きな展示物の一つです。そしてジュラシックパークのように、ティラノザウルスが館内案内をしてくれる。でも、急に飛びかかったりはしないよ。


国立科学博物館 フーコーの振り子 2019年2月16日

国立科学博物館 ティラノちゃん案内役  2019年2月16日

国立科学博物館 ティラノちゃん 2019年2月16日

 建物はレトロだけども、如何にも博物館ぽくて大変良いです。日本館しか行きませんでしたが、その理由は後程。展示物にはあまり興味はなく、気になるものだけを見に行きました。


国立科学博物館 フタバスズキリュウ 2019年2月16日

 首長竜ですね。魚竜でしょうか。次はハチ公です。この博物館の目玉らしく、パンフレットにもハチ公が載っています。


国立科学博物館 手前がハチ公、後ろがジロー 2019年2月16日

国立科学博物館のパンフレット ハチ公がメイン

国立科学博物館 ジャコウネズミ 2019年2月16日

 ジャコウネズミは、こんな風に前の人を加えて移動するらしい、何か可愛いね。お腹が空いたのでお昼を食べました。パンダがらみのメニューを勿論、選びましたよ。


国立科学博物館 値段の高いほうのレストラン 2019年2月16日

国立科学博物館 パンダオムライス 2019年2月16日

国立科学博物館 パンダサンデー 2019年2月16日

国立科学博物館 ここに至る階段には足跡が 2019年2月16日

小川三知

 小川三知のステンドグラスが、玄関の処に飾られているというので、もっとスケールの小さい窓がしつらえてあるのかと思いました。
 全然スケール感が違います。それにドーム天井がとても綺麗です。同じ日に行った京成線の旧博物館動物園駅のドームも感嘆しましたが、これはドームと言いましょうか、ヴォールトと言いましょうか、ペンデンティブのようなドームの脇にアーチ窓がある構造です。
 半円形の窓にステンドグラスが嵌められているのは、子安小学校などでよく見かけるものです。


小川三知  2019年2月16日

重要文化財 日本館(旧東京科学博物館本館)

 日本館建物は、関東大震災による震災復旧を目的として昭和6年(1931)に完成した。ネオ・ルネサンス調の建物は、文部省大臣官房建築課の設計による。鉄骨鉄筋コンクリートで建設されるなど耐震・耐火構造にも注意が払われた。中央ホール上部などに使われているステンドグラスは小川三知のアトリエ製作で、日本のステンドグラス作品の中でも傑作といえる。また・建物の内外に使われている装飾性の高い飾りなども、戦後の建物には無くこの建物のみどころである。
 上から見ると、そのころの最先端の科学技術の象徴だった飛行機の形をしている。
 なお、平成20年6月に国の重要文化財に指定された。


 小川三知、この博物館では評価が高いですね。まだまだ、一般には認知度が低いですけどね。


小川三知 玄関の大ホール 2019年2月16日

小川三知 窓は小川三知の手になるもの 2019年2月16日

小川三知 床タイルも凝っている 2019年2月16日

小川三知 回廊と明り取りの窓 2019年2月16日

小川三知 日本画のようなデザイン 2019年2月16日

小川三知 天井の明取りも床と同じ意匠 2019年2月16日

小川三知 回廊の柱 2019年2月16日

小川三知 四面の窓の意匠は同じ 2019年2月16日

 博物館の建物のレトロな意匠は、本当に心をそそります。この階段の窓のデザインは鳳凰、天井の明り取り、シャンデリア、床タイルは八角形で、八芒星か蓮の花でしょうかね。


小川三知 階段の鳳凰のデザイン 2019年2月16日

小川三知 ドームの凝ったレリーフ 2019年2月16日

 私達は周りの展示物を殆ど見ないで、小川三知のステンドグラスや建物のオーナメントにばかり興味があり、周りからは浮いていました。


小川三知 取材記者っぽいですね 2019年2月16日

 もう少し見てみましょうね。


小川三知 ドームとシャンデリア 2019年2月16日

小川三知 パノラマで撮りました 2019年2月16日

 ここからは東階段に移ります。ここにも小川三知のステンドグラスがあります。博物館は飛行機の形に作られたことは有名です。従って西階段もあり、ここにも小川三知がありますが、同じ意匠なので東階段だけを見ましたよ。


上から見ると飛行機だね googleより

小川三知 階段の下から天井を望む 2019年2月16日

小川三知 窓と天井の明り取り 2019年2月16日

小川三知 窓は鳳凰をモチーフ 2019年2月16日

小川三知 天井は洋風に見えるが和風 2019年2月16日

小川三知 ここは、まったりとして落ち着くなあ 2019年2月16日

小川三知 下を覗いてみたよ 2019年2月16日

 小川三知は堪能できたので、お土産コーナーに行ってみました。恐竜のぬいぐるみはどれも可愛かったのですが、高い!あまりにも高い。
 結局、ソーラーバッタが、リーズナブルなお値段だったので、それを買って帰りました。


お土産コーナー 2019年2月16日

お土産コーナー 2019年2月16日

可愛いが高い! 2019年2月16日

ソーラーバッタが光って見えた 2019年2月16日

国立科学博物館 宇宙と地球だって 2019年2月16日