調神社(2011年1月3日)
今年はうさぎ年でうさおの時代となりますが、うさおは兎の皮をかぶった猪です。・・・・・。うっ、~怖~い~。
調神社と書いて「つきじんじゃ」と読みます。「つき」と来れば連想するのは「ウサギ」ですね。そうです、この神社の御神体は「ウサギ君」なのです。
処は埼玉県浦和市、浦和駅から歩いて15分くらいの処。うさおたちは足腰が弱いから車で来ちゃったけれどね。しかし、着いて見て吃驚、なんだ、この人の波は。延々駅の方に数百メータに及ぶ人の列が・・・・。流石にすぐ並ぶ気は失せて、(いや、空いていれば境内の屋台で焼きそばを食べたり、おでんを食べたりと勝手に想像していましたので・・・)浦和の街の方へ食事をしに行くことになりました。
調神社の前の人波 2011年1月3日
調神社の前の人波 2011年1月3日
調神社の前の人波 2011年1月3日
並んでいる通りの反対側はガラガラ、でもこの床しい香りのするお宅がありました。神社にお参りをした人たちが、この家の中を覗き込んでにっこりしている。そこには、なんと節子がおりました。(うちの倅の彼女が飼っていたウサギが「節子」と言う名だった。それからうちではウサギのことを「節子」と呼んでいます。)
暖かそうにしてウサギがすやすやと寝ていました。
浦和の町のうさぎ君 2011年1月3日
兎にも角にもお茶が飲みたいとはCaccoの希望、「カフェ ド カフェ」に入りました。出てきた親父は何だか「健ちゃん」のような趣味人ぽい人だった。
だからね、気難しそうで、こだわりそうで、ちょいと取っ付きにくそうだ。
こちらの一挙手一投足を見られた挙句、瞳をきらんとさせて、「あんた、出身は横浜だね!」と言われそうだ。
アメリカンとおずおず言ってみる。
もし、「何~い?」と言われたら、「じゃあなく、コロンビア?・・・かな?・・・」と意見を翻す予定だ。幸いにも、アメリカン・コーヒーが来た。
こだわりの珈琲屋さん 2011年1月3日
こだわりの珈琲屋さん 2011年1月3日
こだわりの珈琲屋さん 2011年1月3日
ついでなので浦和の駅前に行ってみました。ここには「浦和うなこちゃん」の像が建っている。おにぎりの化身ではなく、ウナギの化身だ。江戸時代に中山道を旅する人々にウナギの蒲焼が提供されたのだとか。蒲焼の発祥の地とも言われています。ならば食べたいなあ。ウナギ。幸いなことにと言おうか、不幸にと言おうか、この日は浦和の鰻屋さんが皆お休みでした。散財しなくて良かったと・・・残念だったなあ。ちなみにこの像の原作者は「やなせたかし」でした。
浦和うなこちゃん 2011年1月3日
caccoもついでに 2011年1月3日
さて、調神社の行列に並びます。牛歩すること一時間半、ようやく境内へ入りました。入り口には二羽のウサギが狛犬よろしく睨みを利かせています。う~ん、迫力無いなあ。
でも来たねって感じになります。大きなネズミのようです。
調神社の高麗兎 2011年1月3日
調神社の高麗兎 2011年1月3日
調神社の高麗兎 2011年1月3日
更に人の流れに乗っていると左側に衣冠束帯の像が見えます。有名な人?早速、Cacco遊軍隊に撮影してもらいます。
ここだけの話ですが、女性と子供は列にじっと並んで待つことを嫌います。連れがあるとその人に列の順番を託し、物を見に行ったり、食べ物を買ったりするのですが、周りの男性もそれを一様に黙って見ています。文句を言いたそうなのはおばさん達ですが、自分の子供たちもうろうろしているので、ぐっと我慢をしているようです。実はこの遊軍がとっても便利なんですが、少し他人の目が痛いなあ。
さあてと、「前調神社禰宜吉田英一」とある。あれ、有名な人じゃ無いじゃん。この神社のプライベートな偉人じゃん。何か損をした気分になってきたぞ。それも平成だぞ。
調神社の前調神社禰宜吉田英一像 2011年1月3日
気を取り直して歩を進めると、左手に手水場がありました。
この手水場にも大きなウサギがいます。こいつがひしゃくで水を汲んでくれます。「どうぞっ」
誰だろうなあ、こんなの考えるのは。江戸時代からあるって言っているので昔からこんなものなんだろうけど、それにしてはリアルだなあ。とっても可愛いけどね。
調神社のおもてなし兎 2011年1月3日
調神社のおもてなし兎 2011年1月3日
調神社のおもてなし兎 2011年1月3日
じゃあ、もう少し歩を進めてみよう。本殿に来ました。いる、いる、ウサギが・・・・色々なところにウサギが隠れているのよと言うのは、前に並んでいた品の良い奥さんの言葉???・・・。
こんな話、前にもTVで見たような気がする。なにしろ調(つき)神社だからウサギを全部探すと、すごい「つき」が付いてくるんだろうな。
しばし、本殿の彫り物をご覧ください。
前列の奥さんはしたり顔で「確か三箇所あるのよねえ~」と連れ合いと話していました。三箇所?四箇所ならわかるけど・・・後ろの破目板はありゃ、うさおの間違いか・・・・。
調神社の参拝客 2011年1月3日
調神社のおもてなし兎 2011年1月3日
調神社の拝殿の兎 2011年1月3日

調神社の拝殿の兎 2011年1月3日

調神社の拝殿の兎 これは違うか? 2011年1月3日

調神社の拝殿の兎 これも違うかなあ 2011年1月3日
二礼二拍一礼のお参りを済ますと、干支の土産物(違います、社務所の縁起物)を買いに行きました。Caccoに手を合わせて拝んではだめだよと言っておきましたが、やはり習慣ですのでつい手が合わさりますね。
調神社の社務所 2011年1月3日
どれがいいかな 2011年1月3日
可愛いウサギの土偶が売っておりました。
調神社の土偶の兎 2011年1月3日
2cm角くらいの大きさで何となく置いとくだけで御利益(運が付きそう)がありそうだ。面白いことに、このウサギのフォルムは参道にあった狛ウサギにそっくりだ。耳が短く頭が大きい、独特の形だ。どちらかと言うとヌートリアかプレーリードックのようだ。少しふてぶてしさが篭るのだ。
境内には神楽殿があり舞台の背景の置いてある大きな絵馬に、大きなウサギが描かれている。これでもう幾つのウサギを見つけたことになるのだろう。ますます、期待が高まっちゃうね。この絵馬はお正月だけのものか、随分綺麗なものだった。
調神社の神楽殿の兎 2011年1月3日
裏に回って見ると池があった。皆さんがカメラを向けている。何があるンだ?
水を吐くウサギと白ネズミのようなウサギ。これで二羽ゲットです。でもこれは歴史を感じないし、見つけてもさほど嬉しくは無い。どころか、商魂逞しいなあと思ってしまう。これは無い方が良かったかな。
この池の畔にあった訳の分からない不思議な石像。これも無かった方が良かったか。バットを持っているから野球の神様か?うちの倅に教えてあげようかな。未だに野球一筋なのだ。
調神社の池 2011年1月3日
調神社の池の兎 2011年1月3日
調神社の池の兎 2011年1月3日
調神社のバットマン 2011年1月3日
この池は瓢箪池でした。そこのどんどん橋を渡っていくと、そこには調神社の本社があります。鎮守の森のこじんまりとした小さな社です。
本殿の大賑わいと違い、これぽっちの人しかお参りしていません。本殿のお参りに2時間も歩いていたので、足が棒のようになりぐったりです。
拝殿をみると、こちらも小ぶりながらウサギだらけのモニュメントが沢山ありました。
本殿と同じ正面の額の付近に跳ねているウサギが二羽彫られていました。左側のウサギはウナギ犬みたいでぬるっとしていて、浦和っぽいものでした。おおっ、ウサギとウナギ、何となく似ている。
脇の回廊のところにも見事なレリーフが・・・。江戸時代の様式美とウサギのやけにリアルっぽさがミスマッチでこの神社の面目躍如たりです。
でも気がついちゃいました。このウサギは今までこのお社に祭られていたウサギくんと趣を異にします。
鼻がリアルで何処となくライ隊員とそっくりですし、手の形もリアルです。
江戸時代のものと言われていますし、この本殿がオリジナルと聞いていますので、数百年経った彫り物ですね。風雨に晒されている割には、色も形もはっきり残っており素晴らしいです。
これもウサギかと思って撮っておきましたが、これは違うようですね、ただのキツネのようです。って、罰あたりだなあ。
本殿の横の破目には、こりゃあ鶏だな。どちらも数えるときに「羽」と言う繋がりかな。
調神社の本殿の鳥居 2011年1月3日
調神社の本殿の参拝 2011年1月3日
調神社の本殿の兎 2011年1月3日
神社の回廊の兎 2011年1月3日
神社の回廊の兎 2011年1月3日
調神社の本殿の鶏 2011年1月3日
調神社の本殿のおキツネ様 2011年1月3日
浦和の街に飾られていたウサギ・グッズ。何だか可愛くないのと白い亀みたいに見えるのが・・・う~ん・・・だね。
丸井の中に飾られていた調神社の宣伝ポスター。これも何だかな~あ。
センスが・・・。ツキうさぎ・・・眼が大き過ぎだよね。飾られていた絵馬は、「兎」と「月」でした。
丸井のつきウサギの広告 2011年1月3日
和菓子の喫茶店にた兎 2011年1月3日