末吉池とヨロガ池 末吉池
                        

                   考察   うさお
                   写真・資料 TICA



 資料 まぼろしの「末吉大池」 クリックするとPDFの資料が読めます
 ~「池の下商店街」は何故「池の下」なのか  小宮 精一
 ※出典 「大正初期の鶴見」 天王院幼稚園生方通信 吉田幸輔作 昭和62年7月

 TICAさんがこの資料を、同窓会の集まりの時に入手してきた経緯があります

 この資料が面白い所は、現在の私たちが見たことも無い末吉池とヨロガ池のことが書かれていることです。同窓会のメンバーの中に歴史好きの方がいらっしゃったんでしょうね


 当時の不鮮明な写真が辛うじて残っており、末吉大池と命名されています

まぼろしの「末吉大池」

 では、溜池が何処にあったのか、この資料から探ってみましょう 国道1号線の際にあったようです 中山食品さんと小松原さんの間の道路が決め手になります それと池の下端にある朝日湯さんが、おおよその位置を特定しています
 
※朝日湯さんは現存しない 火事騒ぎがあったような気がします


大池概略図 横山嘉守氏作

 図中の小池宅は、現在の千山閣(焼肉屋)だそうです 残念ながら千山閣さんも解体中です
俳優の緒方直人さんや体操の白井健三さんが、よく食べに来るのよとは千山閣の叔母さんの言です

 大正初期の地図を見ると、国道1号線も通っていないし、溜池の大きさも大きい気がします まあ、でも、皆さんの記憶を頼りに手書きの地図に書きいれたものなので、縮尺は当てになりませんが、ここで重要なのはヨロガ池が描き入れられていることです


大正初期の手書き地図

 それでは今昔マップを利用して、国土地理院の古地図で溜池を見てみましょう 


下末吉地区 1896-1909年 今昔マップより

今も現存する池として、中央上の三つの池は三ツ池、左上の二つの池は二ツ池があり、
 今は無き池として中央の細長い池が末吉大池、中央やや左の池がヨロガ池、中央下の大きい池が寺谷大池です


google map上に末吉池、ヨロガ池を重ねてみる

※現在の地図に位置を落とし込んでみると、中央上が末吉池 やや国道1号線に被っている 中央左下がヨロガ池 現在のライフの裏側辺りになりますか

 それでは現地を検証してみましょう。

末吉池


google map上に大体の池の大きさを投影してみる

 昔の溜池の周りをぐるっと歩いてみました 

 地図の①の国道1号線の旭台のバス停あたりか ○数字は上の地図のおおよその位置を表します 


①国道1号線の旭台バス停から 2026年7月26日

 階段を降りると家一軒分の深さがあります


①この階段を降りる 2026年7月26日 

①この段差が池の湖面の深か? 2026年7月24日

 今は住宅街の道路ですが、ここは昔の池の端を歩いている筈です


①国道よりだいぶ低い 2026年7月24日

 ②の地点から③の地点の方を眺めています


②平坦に見えるが池の底か? 2026年7月24日

②さらに先に進んでみましょう 2026年7月24日

 ③の十字路に到達しました ここは一番深い場所らしく、坂の底になるようです


③十字路に到達 2026年7月24日

 十字路が交差する道の国道1号線の方を望むと結構な登坂になっていることが判ります 


③北に振り向くとファミマまでの坂が登っている 2026年7月24日

 元の道路に戻り、④の方向に歩いてみます


④また池の縁に沿って更に進む 2026年7月24日

 ⑤の地点に到達しました 多分、池の東端になります 結構な段差があり、この深さが池の底なのでしょうか


⑤段差のある所に出る 池の東端 2026年7月24日

 小菅医院が左手に見えて、国道1号線に突き当たります


⑥小菅医院の先に国道(池の北端) 2026年7月24日

 ドラえもんのポストは、昔ここに住んでた白髭を長く伸ばしたおじいちゃんの手作りだそうです


誰かのお爺ちゃんの手作りドラえもん 2026年7月24日

 国道1号線を渡ってみます 


⑦池の北端 路地が池の縁 2026年8月12日

⑦この路地が池の東端 国道の中央分離帯辺りまでが池 2026年8月12日

⑧眼鏡市場を望む 国道の半分辺りまで池 2026年8月12日

 小池宅の跡地に焼肉千山閣がありましたが、それも取り壊し中


⑨取り壊し中の焼肉千山閣 2026年8月12日

 ⑩の地点から③の地点を見ています 確かに下り坂になっていますね 確かに下り坂になっていますね 更に西に行くと先ほどの①の地点に戻ります


⑩ファミマの脇の路地 2026年8月12日

 溜池の片鱗も残っていませんね

 ヨロガ池については別項で述べます