門司駅~小森江駅
うさお&Cacco
ニッカウヰスキー倉庫群とと関門製糖工場群は、煉瓦構造物の宝庫ですが工場見学会などの日にちに合わせることも出来ず、思いついたのがタクシーでベストポイントで車を停めてもらい、外観の写真を撮るというものです。結論から言うと、国道199号線は交通量が多く、タクシーはポイントに停まることなく素通りされてしまいました。
という訳で鹿児島本線の車窓から撮った写真がメインとなります。
ニッカウヰスキー工場
小森江駅のすぐ近くのにあります。ニッカウヰスキーは今はアサヒビールの傘下にいます。
ニッカ門司工場は、大正3年(1914)に鈴木商店大里酒精製造所として開業されます。この地域の産業の多くを担った鈴木商店の酒醸造分野でした。
大正6年(1917)には日本酒類醸造社、、大日本酒類醸造社に名前を変えます。昭和35年(1960)に協和発酵社、平成14年(2002)にアサヒ協和酒類製造社になり、平成18年(2006)にニッカウヰスキーとなりました。
この倉庫の特徴として、煉瓦を縦と横に組んだヨーロッパ様式の倉庫なのだそうです。
位置関係がよく分からないので、googlemapを利用してみて見ましょう。

ニッカウヰスキー工場群俯瞰 googleより
鹿児島本線の小森江駅から門司駅の間に、綺麗に並んだ倉庫群が見えてきます。

小森江駅が近づいてきました 2025年7月9日

翌日も撮ってみました 2025年7月10日

タクシーの車窓から 2025年7月9日

タクシーの車窓から 2025年7月9日

電車の車窓から 2025年7月10日

電車の車窓から 2025年7月10日

ニッカのゲート タクシーの車窓から 2025年7月9日
関門製糖工場
門司製糖は1904年(明治37年)に鈴木商店(現在の双日:総合商社)大里製糖所として設立されました。その後、大日本製糖に買収され、1982年(昭和57年)に西日本製糖(三菱商事参加)となり、2021年9月30日にDM三井製糖ホールディングス系列の大日本明治製糖の100%子会社になりました。
色々な商社が絡んでおり、砂糖って儲かるのかと改めて実感しました。
位置関係がよく分からないので、googlemapを利用してみて見ましょう。

関門製糖工場群 googleより
googleのstreet viewで見ると、精糖倉庫が凄く綺麗に見ることが出来ます。これが撮りたかったんですけどね。鈴木商店の大里精糖の写真も見つけました。
https://www.suzukishoten-museum.com/footstep/area/dairi/post-68.php

関門製糖海側倉庫群 googleより

大里製糖旧工場
電車の窓から見る煉瓦工場群はレトロで素晴らしいものです。工場の敷地内に入って見たいものです。とにかく圧倒される工場群を御覧ください。

小森駅を出てすぐに見えてきます 2025年7月9日

働いている人はレトロ感は無いでしょう 2025年7月9日

これだけ煉瓦建物が並んでいる 2025年7月9日

近代設備とのギャップが堪りません 2025年7月9日

京浜工業地帯の工場群とは一線を画します 2025年7月10日

それでも勿論撮ります 2025年7月10日
数少ないタクシーからの工場入り口付近です。

タクシーの車窓から 2025年7月9日

タクシーの車窓から 2025年7月9日

事務棟と思しき煉瓦構築物 2025年7月9日
関門製糖の倉庫にはお砂糖はバラ印と書かれていました。何か微笑ましい。
そんな中、ショッキングなニュースが見つかりました。
「精糖トップのDM三井製糖は、北九州市門司区に拠点を置く精糖工場・関門製糖など子会社3社の生産を2026年9月末日で終了する。中期経営計画」
とても残念です。
