深堀富美子氏の絵画の嫁ぎ先
雅子
一通の書簡を頂きました。
一目でこれは雅子氏の絵だとわかりました。半透明のシートにくるまれた封筒です。裏を返してみます。くるっ。
ここには「目閉じ」に雅子氏の手作りの封紙が貼ってあります。中身がうっすらと透けており、どんな書簡が入っているんだろうと興味津々です。
この絵が写っていたんですね。成程、実に面白い。横濱のガリレオは唸ります。唸りながらこの名前の前にあるイラストは何だろう?拡大してもよく分かりません。植物を植えているプランターにも見えますし、帽子をかぶったトナカイにも見えます。
上文のテキスト起こしです。
「うさおさま 2025.5.19
すっかり季節が変わりました。ご病気をされて入院もされたとのことお見舞いも申し上げず 本当に失礼いたしました。
すっかり元通りに日々楽しく過ごされている御様子 安心いたしました。
お手紙しようと思いつつ 目の不調、歯の不調、耳の不調と…首から上のプロブレムは、つくづく弱気になり、あっさり つき合おうと、こうして 日々過せるだけでも 感謝しようと、がんばっているところです(がんばるのもいけないかも)
№79に母の「水道の塔シリーズ」を載せて戴いたおかげで、「欲しい」という人がいっぱい出てきて、(友人のピアニスト、その先生、知人などなど) 一間を占めていた母の絵のほとんどが、もらっていただけることになり、4月末に26点を梱包し、発送の作業が終わりました。
大変だったのもありましたが、寂しくもなり残っている数点と水彩やデッサンを眺めて過ごしているところです。母の絵が思いがけない力強さを持っていることなど、音楽と一緒に過ごしている人たちが
画面から響く音楽を聞かせて下さったり幸せな時間でもあります。 「点景」とかではなく うさおさんの感謝の報告です。」
うさおの書簡
素敵なシースルーの封書有難う御座います。こんな封書の使い方があるのだと吃驚いたしました。
お母様の絵の嫁ぎ先が決まりました様で良かったですね。確かにこれだけあると一室を占有されるのも仕方がないですね。
またそのお手伝いに参加させて頂いたことも嬉しく思いました。
この封書の意匠の巧みさをドクガクの読者に紹介したいです。このシースルーの封筒のアイディアは秀逸です。中から透けて見える絵が「あっ、これなんだろう?」と思わせ、その後中を見て感心させられます。
雅子氏の書簡
「嫁ぎ先」とはよくぞ。おもいつきませんでした。
幸せに過ごしてくれたらよしです、
いつも封筒も作ったりなのですが 今回ふさわしいのがなく、たまたま透けているのが便利でした。「郵便局に迷惑かけてるぞ」と夫に言われつつ、「局のひとも機械的な作業の合間に面倒くさいのがはいるのも気がまぎれて良いかも」などと、、。
封筒も束になってお安いのです。頼りなさはありますけれど。
うさおさまも シン・ドクガクのお仲間も「どうぞどうぞなさってみてください。楽しいです。」
雨が降らなければ気持ちの良い季節でうさおさまも楽しいお出かけ先が沢山おありでしょう。
読ませていただくのを楽しみにしています。