馬場町の樹木公園 旧藤本家住宅
うさお&Cacco
樹医の資格も持つCaccoの従弟のjunji君の勧めがあり花木園に行きました。うさおもCaccoも馬場町の近くに暮らしていたのに訪れるのは初めてです。
Caccoは通っていた高校のすぐ近くなのに、この近くの遺稿、史跡の探訪には行かなかったようです。
庭園マップ 2025年5月1日
花木園のパンフレットによると「昭和56年(1981年)には谷戸田(水田)を菖蒲園として地域の人々に開放し、主屋、東屋は休憩施設として利用されていました。
ここにある家屋の主屋は、江戸時代末期から明治初期に港北区篠原に建築されたものを大正2年(1913年)澤野富次郎により当地へ移築・上棟されました。その後、昭和17年(1942年)に藤本家が購入し、平成23年(2011年)まで住み継がれて来ました。」とあります。
この澤野富次郎さんは、馬場の赤門のあの澤田家の方でしょうか。昭和17年はミッドウェイ海戦により日本海軍が空母4隻、搭載機263機を失う大敗でしたが、国内では大勝利したとの大本営発表があり国民の意気が揚がっていた時代でした。藤本さんはその勢いで買われたのでしょうか。
入場料は無料でした。
花木園入口 2025年5月1日
花木園 入って右に休憩場・展示室があります 2025年5月1日
当日は快晴で木陰の下を歩かないと汗が吹き出します。
花木園 小径 2025年5月1日
花木園 ひっ日差しが・・・ 2025年5月1日
立てば芍薬、座れば牡丹。この花はどっち?
花木園 牡丹かな? 2025年5月1日
花木園 これは芍薬? 2025年5月1日
植木職の方が忙しそうに作業されていました。なかに女性の植木職の方もいました。
花木園 池の向こうで植木職さんの姿が 2025年5月1日
馬場町の大きな谷戸を中心とした丘陵で、丘陵から湧いた水が菖蒲の群生する池に注ぎ込んでいます。この湧水の一部が入江川せせらぎ緑道にも流れているのではないかな。
花木園 雨季には池になるのでしょう 2025年5月1日
花木園の裏門 2025年5月1日
花木園 砂を敷いてある小径 2025年5月1日
花木園 つつじかさつきの花盛り 2025年5月1日
ご近所の方なのでしょう。随分長くベンチに座って本を読んだりお喋りをされたりしていました。水筒持参ですから午後までここで休息していくのでしょう。
花木園 読書の二人 2025年5月1日
花木園 つつじが凄い 2025年5月1日
東屋です。茶室に使っていたのでしょうか、こじんまりとした家屋がぽつんと建っています。
花木園 東屋 2025年5月1日
花木園 五月なので兜が飾ってある 2025年5月1日
花木園 junjiくんはよく似合います 2025年5月1日
竹林のみどりが清々しい。
花木園 竹林 2025年5月1日
小径をたどると丘陵の麓に旧藤本家住宅が残されています。この辺りは水田だったようで農家の趣を残しています。5月なので鯉のぼりが泳いでいます。
パンフレットには
「旧藤本家住宅について
江戸時代末期から明治時代初期にかけて建築された古民家。茅葺き屋根を持つ主屋は1913(大正2)年に港北区から移築されたもので、納屋を茶室として改修した東屋と一体的に、農家の屋敷として使われていました。
本敷地は丘陵に挟まれた谷戸で、主屋はその北東の丘陵を背に南面して建ち、主屋南西にはかつて谷戸田が広がっていました。
現在は谷戸田の一部を池やショウブ田として馬場花木園(風致公園)に再整備しており、市民の憩いの場として親しまれています。
2019年に完了した馬場花木園の拡張整備に伴い、横浜市の特定景観形成歴史的建造物に指定された旧藤本家住宅を、歴史的景観の魅力を生かした公園施設として公開しています。」
花木園 旧藤本家住宅 2025年5月1日
花木園 鯉のぼりだ 2025年5月1日
花木園 旧藤本家住宅外観 2025年5月1日
花木園 農具 2025年5月1日
花木園 土間 2025年5月1日
花木園 囲炉裏のある居室 2025年5月1日
花木園 茅葺屋根の梁 2025年5月1日
花木園 入口を望む 2025年5月1日
花木園 ちょいと一休み 2025年5月1日
花木園 不審な人物が覗いている 2025年5月1日
花木園はショウブの花で有名です。5月1日ではまだ早かったのか、ぽつぽつと咲いていました。
花木園 緑に覆われて 2025年5月1日
花木園 初夏を満喫している池に 2025年5月1日
花木園 ショウブを探して 2025年5月1日
花木園 ここに咲いてていました 2025年5月1日
花木園で面白かったのはモミジの葉の色で、青モミジ、赤モミジ、橙モミジが並んで植えてありました。
何だか得した気分です。
花木園 青モミジ 2025年5月1日
花木園 赤モミジ 2025年5月1日
花木園 本当は黄色の橙モミジ 2025年5月1日
この広大な花木園を誰が管理しているのか興味を持ちました。入口の看板には「公益財団法人 横浜市緑の協会」と記されており、年間、5,100万円の予算で管理しています。
どのような組織か少し探ってみると、ズーラシアを筆頭に横浜市の4動物園を管理しているのと、山手のエリスマン邸を始めとする明治の建物遺構群(TICAさんがビーズ展を行った山手234番館も含まれている)、山手公園などの公園や駐車場の約40ヶ所の施設管理を行っていました。大きな組織ですね。