うちに来る野良猫


 最近、野良猫が増えています。
 我が家は狭いながらも芝生の裏庭があるので、夕方雨戸を閉めるとそこは猫の天下になります。防犯カメラを設置しているのですが、我が物顔で闊歩する猫がたくさん写っています。梅の木に登ったり、ハランの陰から出てきたり、芝生でじゃれあっていたりと、自由気ままに庭を占有しています。特に、トラとシロとクロはうちの庭で生まれたために、ここが自分の「ふるさと」と思っているようです。先日は小さいネズミの死骸が芝生に置かれていました。丁重に葬ってあげましたが、昨秋には名前は分からないのですがスズメより大きく、カラスより小さい鳥の死骸が残されていました。鳥の場合は、パンチをしたり、往年の化け猫映画のように延々といたぶったりする猫がカメラに写っていました。

 


 特に、うちに来る野良猫はここが自分の家と思っているので、出会うとこっちを睨んでくる始末です。 だから、可愛いというのとは違います。ただ、その行動には興味を惹かれます。自分は本来犬派ですが、猫が嫌いというほどではありません。

 家の脇が猫の通り道になっているので、猫除けマットなどでバリケードしました。小さい頃はそこを通れないのでよそに行ってしまいましたが、最近大人に成長して、軽々バリケードを飛び越えるようになり、意味がなくなりました。猫マットの突起も痛くないようで悠々渡っていきます。

 前庭には自転車が覆いを被せて置いてありますが、冬場はその覆いの中に入り込んで、暖を取っています。冷たい風よけにもなっているようです。庭に出るとバッと飛び出して逃げていくので驚かされていたのですが、最近は自転車を揺すらないと逃げなくなってしまいました。