トマソンとは、読売巨人軍の外人選手で一度も活躍できなかったゲーリー・トマソンのことです。ここ一番と言うときに、チャンスを生かしきれずファンの罵声を浴びながらグランド去っていく。そのような無用な長物を「トマソン」と呼ぼうと提唱したのは赤瀬川原平氏です。

 氏の定義では「不動産に付着していて美しく保存されている無用の長物」と意味つけられ、人が使えないような高い所にある扉、埋められて開かない扉・門、何処にも行き着く先のない階段などを言います。

トマソンマニアはインターネットの普及により急激に増えました。その発展に伴って、その意味も変化していきました。「無用の長物」から「そそる廃墟」もその範疇に入ってきました。「ご近所トマソン隊」は「そそる廃墟」、「いけてる廃墟」を目指しています。
 なにしろ、犬がリーダーの探訪記でした。
 

 最近は犬も亡くなり、ただの老人のご近所探訪記になって居ます。

以下、しょうもない自己満足鉄道ネタや廃墟ネタに続きます。(o)

参考文献: 赤瀬川原平「超芸術トマソン」ちくま文庫