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東京都庭園美術館 2022年4月1日
今年の3月一杯で22年間勤めた会社を辞めました。何か、一抹の寂しさが残るのではと思いましたが、あっさり気持ちを切り替えることが出来ました。コロナ禍で在宅勤務が多かったので、家にいることに違和感は無かったのが要因かな。縛られるものが無く、とても自由です。逆に時たま会社に行く(アルバイトで)のが億劫になりました。
ともかく、そんな中、M上さんから卒業祝いにお昼をお奢るよと連絡が来ました。桜も満開だし、散っちゃう前に見に行こうと言うことになりました。
色々考えましたが、どうせなら良い建築も見ながら食事も良いかなと思い、東京都庭園美術館を選びました。
退社した翌日の4月1日に目黒の駅に降りました。いやあ、目黒ってこんな街だっけ、高いビルに知らない街並み、そう言えば駅の北側は降りたことが無かったかも。
東京都庭園美術館 目黒駅 2022年4月1日
東京都庭園美術館 目黒駅ビルの超高層 2022年4月1日
てこてこ歩いていると、八幡神社さんがありました。
いやあ、歩くのが不安だなあ、庭園美術館まで歩けるだろうか?休み休み、歩いていきます。
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東京都庭園美術館 八幡神社 2022年4月1日
東京都庭園美術館 八幡神社と狛犬 2022年4月1日
東京都庭園美術館のレストラン デュ パルクに辿り着きました。11時に開店の予定です。コロナの最中には、食事も美術館も予約が必要でした。
東京都庭園美術館 レストラン デュ パルクのテラス 2022年4月1日
東京都庭園美術館 レストラン デュ パルクの外観 2022年4月1日
お店の中で写真を撮ることが憚られたので、お店のパンフレットから店内の様子をお借りしました。
東京都庭園美術館 レストラン デュ パルクの内観 2022年4月1日 パンフレットより
あらっ、予約していません。
予約していないけどダメかどうか聞いて見ることにしました。結果、なんとキャンセルが出たので入れることになりました。M上さんはまだ来ませんが、席をキープするために座って待ちます。
10分程遅れるのでよろしくとの電話がありましたが、何と5分くらいでお店に入ってきました。 足が動かないって言っていたのに驚きです。無理させちゃったかなあ。
席は窓に向いて並んで座る方式でした。つい、コロナ対策には対角線で座る方が良いんじゃないのと、余計なことを言って席の並びを変えましたが、よく考えてみると、窓の外の桜を堪能しながら食事をするようにお店は考えてくれていたようです。また、やっちゃいましたね。
東京都庭園美術館 満開の桜 2022年4月1日
この時のメニューがこれ。
■前菜
蕪のデクリネゾン~柚子香るホタテと共に~
■スープ
トマトと香味野菜のスープ
■メイン
国産牛イチボのロースト ~レモン香るソースと共に~
■デザート
季節のフルーツとマスカルポーネのムース
■ドリンク
コーヒー または 紅茶 または カフェラテ
東京都庭園美術館 蕪のデクリネゾン 2022年4月1日
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東京都庭園美術館 国産牛イチボのロースト 2022年4月1日
東京都庭園美術館 季節のフルーツとマスカルポーネのムース 2022年4月1日
美味しかった。また、お腹いっぱいになるまで食べちゃいました。
お皿と、黄色い液体が入った小皿が出ています。なんだこれは、溶かしたバターか?
どうやって食べるのか、店員さんに聞いて見ましょうかとM上さんに訊ねたら、慌ててこれはオリーブオイルとパンの皿だと教えてくれました。
周りにの人に聞かれないで良かったなあ。恥かくところでした。
東京都庭園美術館 オリーブオイル? 2022年4月1日
東京都庭園美術館 レストラン デュ パルクの入口 2022年4月1日
ついでに美術館の方も入館できるか聞いて見ると、平日だったのですんなり入れて貰えました。
おっ、足がダリい。美術館までたどり着けるかなあ。
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東京都庭園美術館 美術館間での坂道 2022年4月1日
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東京都庭園美術館 入場券消毒のアルコールで汚染 2022年4月1日
東京都庭園美術館は、パンフレットによると、
「東京都庭園美術館の本館は、1933(昭和8)年に朝香宮の自邸として建てられました。本館は、主要な部屋の内装にアンリ・ラパンやルネ・ラリックら、フランスのアール・デコ様式における著名なデザイナーが起用されており、宮廷建築を担っていた宮内省内匠寮が手がけた邸宅の中でも特色のある建築として、2015(平成27)年には国の重要文化財に指定されました。」なのだとか。
東京都庭園美術館 東京都庭園美術館の本館 2022年4月1日
当日は「奇想のモード」展が開催されていました。確かに奇想だったので、あまり良く理解できませんでしたが、建物が見たかったので、さして気に止めていなかったです。ロビー中央にあるビーナス像はどこかで見たことがあるものでした。そうだ、ダリ展で見かけたものだ。タグにもそう書いてあり、本物だあ、さすがじゃんと思った次第。
ここで言う「ダリ展」とは、1964年に開催されたものと2016年に行われたものを言います。
1964年 9月8日~10月18日
東京プリンスホテル1階特設ギャラリー 主催:毎日新聞社
この時は高校の美術部の連中と連れ立って出かけました。
2016年 9月14日~12月12日
国立新美術館 企画展示室1E
この時はcaccoと出かけました。
庭園美術館をバックに記念写真をパチリ。
東京都庭園美術館 M上さん 2022年4月1日
東京都庭園美術館 うさお 2022年4月1日
東京都庭園美術館 2022年4月1日
アール・デコ調の装飾は、横浜・磯子にあった旧東伏見邦英伯爵別邸を思い出しました。
※旧東伏見邦英伯爵別邸
当時の人は四角い様式が好きだったんだなと思いました。角の中に緩やかな円が融和している。日本人の中にある和室文化が、何となく刷り込まれているのではないかしらん。知らんけど。
東京都庭園美術館 何故か狛犬 2022年4月1日
東京都庭園美術館 ルネ・ラリックの硝子レリーフ 2022年4月1日
東京都庭園美術館 アール・デコ調照明 2022年4月1日
東京都庭園美術館 アールデコ調ではない扉 2022年4月1日
階段を昇りきると、疲れ果てて年代物のソファに堪らずドスンと腰を掛けます。警備員がじろりと睨みます。歳なのでごめんね。
そうだ桜を見に来たんだ。庭園美術館の桜も有名なんだよな。
はらはら、桜の花が舞い散ります。これ、これ。
東京都庭園美術館 2022年4月1日
帰りは道の傍らの石とか、色々な処に座っちゃあ、休み休み、とぼとぼ歩きましたよ。