雅叙園 百段階段 2024年4月5日

 目黒の雅叙園にランチに行きました。JR目黒駅から雅叙園まで送迎バスが来るとのこと、11時にM上さんと駅の出口で待ち合わせました。花曇りとはいえ、ちょいと底冷えのする日でしたね。以前に来たことのある庭園美術館と同じ、北側の目黒通りに出ます。


雅叙園 目黒駅東口 北風が寒い 2024年04月05日

 とても寒いので雅叙園ホテルの送迎バスを待てずにタクシーで行っちゃいました。だから目黒川の桜も雅叙園の入口の桜もちらっとしか見ていません。


雅叙園 入口 2024年04月05日 googleより

 以前にも来たことがあったのに、こんなところだったけなと言う思いです。結婚式場、レストラン街の廊下には押絵の浮世絵風大額が飾ってありました。大作ですね。


雅叙園 押絵の大額 2024年04月05日

雅叙園 レストラン街に続く道 2024年04月05日

 Caccoも2022年に友人と友人のお嬢さんとランチに行っています。


雅叙園 扁額の文字が右から 2022年10月25日

 巨大なアトリウムの向こうに人工の滝があり壮観です。私達はここまで来るのに足がもつれとても外に出る気にはなりませんでした。


雅叙園 大きな滝 2022年10月25日

雅叙園 大きなアトリウム越しに滝が見える 2024年04月05日

雅叙園 大きなアトリウム 室内にも小川が流れている 2024年04月05日

 日本食のレストランは何か敷居が高そうに見えます。至る処に椅子があるのでもう座って休みたいくらいです。電気代も空調代も高そうだなあ。


雅叙園 渡風亭 2024年04月05日

 ここのトイレもエレベーターも総蒔絵風の設えです。最初はここがトイレだとは気が付きませんでした。


雅叙園 豪華なトイレ 2022年10月25日

 ステーキハウス「hama」です。中華とかありましたがお肉が食べたいのでここにしました。予約を入れていなかったので、12時半までにはお食事を終えてくださいねと念を押されます。


雅叙園 hama サイトより 2024年04月05日

雅叙園 hama 店内 サイトより 2024年04月05日

 私達は「目黒ランチ」を選びました。M上さんに奢っていただきました。「ゴチになります」
 とはいえM上さんとは少し選択を変えてみました。M上さんの料理を横目で見ながら、あちらのほうが良かったかなあと思いつつ ぱくつきます。

 M上さん 本日の鮮魚の鉄板焼 真鯛でした
 うさお  帆立貝のソテー
 M上さん 黒毛和牛ロースステーキ 見せられたお肉がずいぶん大きい
 うさお  黒毛和牛フィレステーキ
 後は同じものです。
 ・焼き野菜・サラダ
 ・ご飯・お新香・味噌汁
 ・デザート・珈琲


雅叙園 フィレステーキ 2024年04月05日

雅叙園 莢豌豆とほたてのソテー 2024年04月05日

 ここの調理人はお肉を見せてくれたり、焼き加減を聞いて手際良く調理していきます。うかい亭のように色々お話はあまりしません。でも、美味い。さすが雅叙園のシェフさんだなあ。とても満腹になりました。ご馳走様です。


雅叙園 手際の良い調理人 2024年04月05日

 来た時には目にも入りませんでしたが、お腹がくちくなると辺りのものに目が行くようになります。有田焼か古伊万里焼の沈香壺らしきものや、神輿が展示されていました。鑑定団なら目が飛び出すほど高額なんだろうな。


雅叙園 壺 2024年04月05日

雅叙園 壺と神輿 2024年04月05日

雅叙園 池のある渡り廊下 2024年04月05日

 雅叙園に来たら百段階段に行かないとね。Caccoたちも凄かったと行っていたし。でエレベータからして吃驚、螺鈿蒔絵風のデザインがしてあり、乗り込むにも躊躇しちゃうな。


雅叙園 百段階段のエレベーター 2024年04月05日

雅叙園 当時の謂れ 2024年04月05日

 風呂屋の丁稚から一代で雅叙園を造ったのは、細川力蔵という人。百段階段の途中途中に部屋があり、漆蒔絵の内装に圧倒されます。廊下板にも漆塗装がなされ、お大尽さまになったような気分になれます。


雅叙園 店の成り立ち 2024年04月05日

 Caccoから階段に番号が振ってあるんだよと教えられていましたが、番号の貼り位置がなにか違和感を覚えたなあ。これでは二段目が一段目と示しているように感じました。


雅叙園 百段階段 うっ、高い 2024年04月05日

雅叙園 窓の木製エンブレム 2024年04月05日

雅叙園 昔使われていたトイレ 無駄に広い 2022年10月25日

 本日の企画展は「モダンガールとモダン東京」と題した、大正デカダンスの展示でした。七つの部屋に文学、絵画の当時の作品を提示してあります。第一の部屋が「モダンガールの装い」の間です。


雅叙園 モダンガールの装いの間 2024年04月05日

雅叙園 モダンガールの装いの間 2024年04月05日

雅叙園 モダンガールの装いの間 2024年04月05日

 さて漁樵の間は平安絵巻の部屋に大正ロマン漂う宣伝ポスターや雑貨が並んでいます。


雅叙園 漁樵の間 2024年04月05日

雅叙園 漁樵の間 2024年04月05日

雅叙園 漁樵の間 2024年04月05日

 草丘の間にはレトロなバーを再現しています。そこには小川三知風のステンドグラスが飾ってありましたが別人のものでした。平板な色合いで小川三知のような色ガラスを複層に用いて深みを出す工夫はされていません。


雅叙園 草丘の間 2024年04月05日

雅叙園 草丘の間 2024年04月05日

雅叙園 草丘の間 小川三知風ステンドグラス 2024年04月05日

雅叙園 立派な天井画が各部屋ごとに描かれている 2024年04月05日

 婦人世界に掲載された「モダンガールの資格十ケ條」のイラスト入りの記事。


雅叙園 モガの資格十ケ條 2024年04月05日

雅叙園 ステンドグラス 2024年04月05日

雅叙園 ステンドグラス 2024年04月05日

 階段はあるが部屋に入る入口のない空間、大正のトマソンだね。


雅叙園 階段だけの空間 2024年04月05日

雅叙園 磨き込まれた廊下 2024年04月05日

 静水の間には「竹久夢二」のコーナーでした。


雅叙園 静水の間 2024年04月05日

雅叙園 竹久夢二の展示 2024年04月05日

 部屋の元々の意匠と竹久夢二のイメージがコラボして雰囲気を出しています。


雅叙園 静水の間 2024年04月05日

雅叙園 静水の間 2024年04月05日

雅叙園 静水の間 2024年04月05日

雅叙園 静水の間 2024年04月05日

 星光の間は小林かいちの描くモダンガールの絵が展示されています。うさおはよく知らない作家です。作風はアール・デコ調というのでしょうか、切り絵の作品は大正浪漫(漢字のほうね)という言葉がよく似合います。


雅叙園 星光の間 2024年04月05日

雅叙園 小林かいちの説明 2024年04月05日

雅叙園  2024年04月05日

雅叙園 小林かいちは木版画家です 2024年04月05日

雅叙園  2024年04月05日

 清方の間には江戸川乱歩とイラストレーター・夜汽車が展示されている。夜汽車のことはよくわからない。見学していた奥様たちから江戸川乱歩の時代に、ずいぶん現代的なアニメ風の絵を描く人がいたのねえとの声が。うさおもそう思いましたが、どう見ても最近流行の描きっぷりだ。緻密に描いてあるところも今風だ。そりゃそうだ、だって今の人なんだもの。谷崎潤一郎の「刺青」のイラストも手掛けているみたいです。


雅叙園 清方の間 2024年04月05日

雅叙園 この作風が異質でした 2024年04月05日

雅叙園 江戸川乱歩+夜汽車 2024年04月05日

雅叙園 清方の間 2024年04月05日

雅叙園 現代風よねえの声しきり 2024年04月05日

 最後の頂上の間にたどり着きました。各部屋の椅子の処で休みを取りながらここまで百段登りました。偉いなあ、うさお達じじいは。ここでもぐったりソファーに座り込んで、後から来た人達に顰蹙を買っています。だってしょうがないじゃんね。


雅叙園 頂上の間 2024年04月05日

雅叙園 頂上の間 2024年04月05日

雅叙園 ぐったり 2024年04月05日

雅雅叙園 ステンドグラスが素敵 2024年04月05日

雅叙園 自分も入れて撮ってみた 2024年04月05日

雅叙園 どこかの百貨店のポスターのようだ 2024年04月05日

雅叙園 今も残るラブホ 2024年04月05日


雅叙園 今も残るラブホ 2022年10月25日

 桜で有名な目黒川は足が悪くて散策できなかったから、自宅のそばの川の桜を見ました。


雅叙園 入江川の桜 2024年04月05日

雅叙園 入江川の桜 2024年04月05日



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