篠路駅の煉瓦倉庫  2018年5月29日



 お仕事の関係で学園都市線(札沼線)篠路駅に行きました。いやあ、すごく良い処です。
 駅の周りに、軟石造りや煉瓦の倉庫らしきものが一杯あります。
 かつては、ここから農作物を運び出す流通基地として役割があったのだと思います。併し周囲は、住宅が立ち並び、札幌のベットタウンになっています。何時か、ここの煉瓦建物も無くなってしまうでしょう。
  

篠路駅の煉瓦倉庫 住宅街が広がる googleより 2018年5月29日

 「篠路白書2016」によると、「篠路地区は札幌で一番早く開拓がはじまりました。明治 11 年(1878 年)に札幌と石狩を結ぶ石狩新道が造られると、北陸や九州、四国、中国地方などから農民が次々と移住してきました。この辺りは一大湿地帯のため、年中行事のように河川の氾濫に遭ったり、凶作に見舞われたりしました。
 明治 39 年(1906 年)には農民と士族の対立のため、創成川を境にして農民中心の篠路村から屯田兵中心の篠路兵村を分離しました。昭和 30 年(1955 年)に札幌市と合併後、急激に市街化が進み、新興住宅地として著しい発展を見せています。」と言うことから発展中なのです。

なるほど。

※札沼線は、桑園駅から新十津川駅を結ぶ鉄道でしたが、赤字路線であることから北海道医療大学駅までの路線に縮小されることになり、「学園都市線」と呼ばれています。もともとは、改正鉄道敷設法別表第136号で「石狩國札幌カラ當別ヲ經テ沼田ニ至ル鐵道」と規定されていました。札幌と石狩沼田から一文字ずつ取って札沼線と呼ばれていました。

 とりあえず、まだ残っている三か所を見てみましょう。最初は駅東側にある軟石造りの倉庫です。「篠路高見倉庫」です。


篠路駅の煉瓦倉庫 篠路駅 2018年5月29日

篠路駅の煉瓦倉庫 篠路駅駅舎 2018年5月29日

篠路駅の煉瓦倉庫 篠路高見倉庫 2018年5月29日

篠路駅の煉瓦倉庫 篠路高見倉庫 2018年5月29日

篠路駅の煉瓦倉庫 篠路高見倉庫 自転車が多い 2018年5月29日

篠路駅の煉瓦倉庫 篠路高見倉庫 2018年5月29日

 駅前の広場に立って、札幌方を見ると煉瓦建物が見えます。まずは、農協の玉葱倉庫だった倉庫群です。


篠路駅の煉瓦倉庫 左手の赤屋根の倉庫 2018年5月29日

篠路駅の煉瓦倉庫 いい感じです 2018年5月29日

篠路駅の煉瓦倉庫 貨物列車に載せるので駅に近い 2018年5月29日

篠路駅の煉瓦倉庫 おっ、まだある 2018年5月29日

篠路駅の煉瓦倉庫 景色が良いですねえ 2018年5月29日

篠路駅の煉瓦倉庫 更に奥にもう1棟 2018年5月29日

 駅前広場から見えた円形屋根の煉瓦倉庫は、今では自動車の修理工場になっているようです。「Seibu Body Shop」と看板が出ています。


篠路駅の煉瓦倉庫 車屋さんになっている 2018年5月29日

篠路駅の煉瓦倉庫 結構頑丈そう 2018年5月29日

 
篠路駅から百合が原駅まで、歩いてみました。道路は升目状に伸びており、住宅が立ち並んでいます。道路に立って先を見ると、ずうと彼方まで道路を見通せます。まっすぐだなあ。
 百合が原駅前にも、醤油倉庫らしきものがありました。煉瓦積みかどうかは、分かりませんでしたが、古そうでした。


篠路駅の煉瓦倉庫 百合が原駅 2018年5月29日

篠路駅の煉瓦倉庫 醤油倉庫かな 2018年5月29日