三井寺 2016年11月23日
三井寺(園城寺)おんじょうじと読みます。
三井寺は7世紀には大友氏の菩提寺として創設されました。9世紀には円珍(天台寺門宗宗祖)によって再興されます。三井寺も広大な敷地を有しており、山ひとつに仏閣が点在しているので、見て廻るには健脚であることが要求されます。
比叡山延暦寺との確執や豊臣秀吉によって廃寺にさせられたり、大変な時代もありましたが今に至っています。
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「三井寺」の通称は、この寺に涌く霊泉が天智・天武・持統の3代の天皇の産湯として使われたことから「御井」(みい)の寺と言われていたものが転じて三井寺となったという。(ウキペディアより)
琵琶湖疏水 正面が三井寺の山門 2016年11月23日
トンネル掘りの職方が勉強のために模型を作ったそうで、これもそうかも 2016年11月23日
琵琶湖疏水 多分大昔からある道標 2016年11月23日
琵琶湖疏水 ここが山門 2016年11月23日
山門を潜ると寺務所があり、拝観券は1名だけですねと言われて大慌て、いや、ここに2名と書いてありますと示したら、入れてもらえました。
すぐ右に、釈迦堂があります。ここは昔のお坊さんの食堂なんだそうです。食堂は、じきどうって読むんですよ。
琵琶湖疏水 釈迦堂 2016年11月23日
琵琶湖疏水 参道の脇にあった水鉢 2016年11月23日
琵琶湖疏水 紅葉、真っ盛りです 2016年11月23日
紅葉の中を階段を上っていくと、大きな伽藍が見えてきます。ここが三井寺の金堂ですね。皆さん、靴を脱いでお堂に揚がって行きますが、靴を脱ぐのが面倒なのでパスしました。
実は琵琶湖疏水の取水口を見に行っただけで、足が疲れてぐったりだったのもありますが、まだ疎水巡りの序盤戦にもなっていません。
右手に霊鐘堂が見えています。左手が三井寺の晩鐘です。「ミレの晩鐘」って突っ込みたくなっちゃいますよね。
琵琶湖疏水 金堂 2016年11月23日
琵琶湖疏水 この鮮やかな紅葉です 2016年11月23日
琵琶湖疏水 三井寺の晩鐘 2016年11月23日
琵琶湖疏水 三井の晩鐘 2016年11月23日
琵琶湖疏水 一切経蔵 2016年11月23日
琵琶湖疏水 金堂前の石灯籠 2016年11月23日
大きな杉の木の陰に水盤があり、マニヤらしき人が水に浮いて紅葉を撮影しています。駆られて、caccoもその風景を撮っていました。
琵琶湖疏水 杉の巨木の下の紅葉 2016年11月23日
琵琶湖疏水 おじさんが見ていた水鉢の紅葉 2016年11月23日
琵琶湖疏水 三井寺の 門たたかばや けふの月 元禄三年芭蕉
の句2016年11月23日
三重塔が見えてきましたので、門までの階段を揚がってみました。
唐院と称される場所で、大師堂、潅頂堂、三重塔があります。奈良にも三重塔があったねと、あまり感想にもならない感想を述べます。
琵琶湖疏水 唐院に向かう参道 2016年11月23日
琵琶湖疏水 三重塔 2016年11月23日
琵琶湖疏水 大師堂、潅頂堂 2016年11月23日
一切経蔵の間の道を橋を架けて繋げています。下の道にいるのは恋人同士でしょうか。
琵琶湖疏水 橋の上に立つcacco 2016年11月23日
琵琶湖疏水 恋人同士か? 2016年11月23日
琵琶湖疏水 右手が宝寿院 2016年11月23日
琵琶湖疏水 柳の枝でほとんど見えないよ 2016年11月23日
宝寿院の脇を通っていると、向こうにゆるキャラさんが立っています。広報僧「べんべん」と言います。弁慶の引きずり鐘と千団子祭りの亀をモチーフにしているとのこと。ほら貝をもっています。今日は「明治ロマンの旅」が行われているので、特別に出現したのでしょう。
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弁慶の引き摺り鐘:当寺初代の梵鐘で、奈良時代の作とされています。 むかし、承平年間(十世紀前半)に田原藤太秀郷が三上山のムカデ退治のお礼に 琵琶湖の龍神より頂いた鐘を三井寺に寄進したと伝えられています。
その後、山門との争いで弁慶が奪って比叡山へ引き摺り上げて撞いてみると ”イノー・イノー”(関西弁で帰りたい)と響いたので、 弁慶は「そんなに三井寺に帰りたいのか!」と怒って鐘を谷底へ投げ捨ててしまったといいます。 鐘にはその時のものと思われる傷痕や破目などが残っています。
また、この鐘は寺に変事があるときには、その前兆として不可思議な現象が生じたといいます。 良くないことがあるときには鐘が汗をかき、撞いても鳴らず、 また良いことがあるときには自然に鳴るといいわれています。(三井寺パンフレットより
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琵琶湖疏水 べんべんと記念写真 2016年11月23日
坂道を上っていくと、紅葉が満開になってきます。いろいろな石仏が道の橋に並んでいます。
琵琶湖疏水 このあたりの紅葉が綺麗 2016年11月23日
琵琶湖疏水 石仏がお出迎え 2016年11月23日
この急な階段を上ったところに、観音堂があります。ここは西国三十三所観音霊場の第14番札所です。しばし登ろうか考えましたが、お腹が空いたこともあり、「喫茶風月堂」に行くことにしました。
琵琶湖疏水 毘沙門堂 2016年11月23日
琵琶湖疏水 2016年11月23日
琵琶湖疏水 この上に登ると観音堂、見えているのは百体観音堂 2016年11月23日
まだ、集合時間に間があったけど、行けば入れてくれるだろうと目論見ましたが、準備中でまだとのことで断られました。みやげ物などご覧下さいと言われたけど、今から手荷物を持つんじゃあねえ。
琵琶湖疏水 レストラン風月 2016年11月23日
琵琶湖疏水 レストラン風月 2016年11月23日
琵琶湖疏水 出てきた会席料理 2016年11月23日
琵琶湖疏水 琵琶湖疎水巡り様ご一行 べたですね 2016年11月23日
同行する方々は、私たちをいれて6名。お母さんと娘さん、京都の男性、東京から5泊で来られた女性です。京風会席なのか、小洒落た料理が出てきます。名物の赤蒟蒻の毒々しい色合いに、うさおは気をされて食べられませんでした。
琵琶湖疏水 ご一行様 京都の男性 東京の女性 親子連れの順 2016年11月23日
琵琶湖疏水 三尾神社本殿 兎が祀られている 2016年11月23日
琵琶湖疏水 三尾神社 兎の水鉢 浦和の調神社の兎を思い出す 2016年11月23日
琵琶湖疏水 三尾神社 奉納舞舞台 2016年11月23日
皆さんと連れ立って、京都市上下水道局疏水事務所大津分所に向かいます。京都の男性は、桜の時期はこの疎水周りがそれは見事なんですよと教えてくれました。
疎水には私たちが乗るモーターボートが見えてきました。
琵琶湖疏水 三尾神社参道 2016年11月23日
琵琶湖疏水 疎水に沿って歩いていきます 2016年11月23日
琵琶湖疏水 第一トンネル入り口 2016年11月23日
琵琶湖疏水 私たちの乗る船です 2016年11月23日