蹴上発電所  2017年4月2日


 第一疎水と第二疎水の合流点に、発電所に行く落差33.7mの送水管がどで〜んと残っています。
 残りは南禅寺の水路閣のほうに流れていきます。

 蹴上インクラインのねじりまんぽうから三条通りに沿って、西小物座町に曲がった道路の交差点に、蹴上発電所が残っています。道路からは約10m程度下がったところにあるので、上から覗くように見えますし、手も届きそうです。
 煉瓦積の古色蒼然たる建物ですが、今は使われておりません。
 インクラインからは現在の浄水場の建屋(これも煉瓦造り)が岡の上にあるため、よく見えるので間違いそうになりますが、この谷戸のところに隠れているのが発電所です。

 当時の発電容量は4,500kWで、照明や印くらい、京都の路面電車に使われました。この発電所も田辺朔郎と高木文平が米国から導入しました。


蹴上発電所 蹴上インクライン 2017年4月2日

蹴上発電所 二本の水管が発電所に行くもの 2017年4月2日

蹴上発電所 上からの方が迫力がある 2017年4月2日

蹴上発電所 この一本が南禅寺の方に流れていく 2017年4月2日

蹴上発電所 工事中でなければここから南禅寺の水路閣に行ける 2017年4月2日

蹴上発電所 おなじみのねじりまんぽう 2017年4月2日

蹴上発電所 おなじみのうさお 2017年4月2日

蹴上発電所 ねじりまんぽうからはこんな風に見える 2017年4月2日

蹴上発電所 目の前は都ホテルだ 2017年4月2日

蹴上発電所 こんな立派なものが残っている 2017年4月2日

蹴上発電所 これが導水管 2017年4月2日

蹴上発電所 壁にあるのは六芒星か 2017年4月2日

 六芒星とはダビデの星と呼ばれる文様ですが、日本では「籠目」と言って、魔除けのサインなのだそうです。こちらの方角が鬼門だったのか、安倍晴明は五芒星だったから、一つ増やして霊験をあらたかにしたとかね。


蹴上発電所 むむむっ,窓が一つ潰されている 帝都物語のようだ 2017年4月2日

蹴上発電所 全体がなかなか画角に入らないのよ 2017年4月2日

 近くに「matsu」というcoffee店があります。店の中に入ると、この発電所が望めるのと、発電所の敷地内の桜が借景になって良い感じです。マスターも品の良い方でした。


蹴上発電所 喫茶店「matsu」 2017年4月2日

蹴上発電所 喫茶店入り口 2017年4月2日

蹴上発電所 店内からも借景でこんな風に見れる 2017年4月2日

 遠くから見ると、これが蹴上発電所かと間違えてしまう、浄水場の検査場の建物が渋い。


蹴上発電所 浄水場 小屋はベンチュリーメーター室か 2017年4月2日

蹴上発電所 前回と逆向きの土管の中で 2017年4月2日



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