日比谷公会堂・法務省 2016年3月3日
3月3日はお雛様の日、ふらりと日比谷公会堂に行ってみました。3月一杯には解体されてしまうとの情報を、caccoが調べて来ました。
私も、caccoも、1980年代には日比谷の野外音楽堂に、フォーク・フェシティバル(私は岡林信康のファンでした)を聴きに行ったはずですが記憶が曖昧です。日比谷公会堂に至っては、学術講演は聞きに行ったことはありますが、音楽コンサートは行ったことがありません。
東京に勤めていた時もありましたが、その割には日比谷公園は数える位しか、訪れたことはありませんね。
、「相棒」の撮影現場だと言うことしか認識していません。
日比谷公会堂 地図 2016年3月3日
caccoが松本楼でご飯を食べたいぞと言う。あれっ、松本楼って何だっけ?、日比谷公園の中には、飲食が可能なお店が八店舗、売店が2店舗あります。
東側 フェリーチェ・ガーデン ブライダル・ハウス
日比谷茶廊
フェリーチェ・ガーデン 元は公園の管理棟で100年も経っている 2016年3月3日
フェリーチェ・ガーデン おじさんたちはづかづか入っていく 2016年4月12日
フェリーチェ・ガーデン ここは結婚式場 控室の壁の写真 2016年4月12日
フェリーチェ・ガーデン 結婚式の控室だ 2016年4月12日
フェリーチェ・ガーデン おじさんはスタッフの女性がいた控室も開けてしまう 2016年4月12日
フェリーチェ・ガーデン 控室の丸窓 ロマンです 2016年4月12日
フェリーチェ・ガーデン 礼拝堂 40人くらいの収容です 2016年4月12日
フェリーチェ・ガーデン 野外パーティ場 2016年4月12日
フェリーチェ・ガーデン 結婚する予定の二人が見に来ていた 2016年4月12日
日比谷茶廊 2016年3月3日
日比谷茶廊 カップのロゴマーク 2016年4月12日
日比谷茶廊 外に飾ってある松の木の化石 2016年4月12日
南側 日比谷パークセンター
日比谷花壇
日比谷花壇 2016年3月3日
日比谷パークセンター 2016年4月12日
あんなに目の前を通ったのに、日比谷パークセンターは撮って居なかった。撮った記憶もあるのだけども、気の所為だったかもしれない。後日立ち寄る機会があったので、パークセンターの外観を撮ってきました。中には入らず、メニューを見ていただけなので、お店の人はかんかんさっ。
西側 日比谷公会堂茶店
なんぶ亭
売店
なんぶ亭 2016年3月3日
なんぶ亭 水盤 2016年3月3日
北側 グリーン・サロン
日比谷パレス
日比谷パレス 2016年3月3日
日比谷パレス テラス側(北面) 2016年3月3日
中央 松本楼
売店
松本楼に行く最短コース、噴水池を突っ切るコースを選びました。丁度、心字池の南側を通るコースです。ここに、江戸城の石垣が残されており、小石川の後楽園で見た石垣のように、○印に屋号などが彫ってありました。
日比谷公会堂 南東の皇居側の門 2016年3月3日
日比谷公会堂 公園の中 2016年3月3日
日比谷公会堂 フィリピンの国民的英雄 ホセ・リサール博士 2016年3月3日
日比谷公会堂 心字池 2016年3月3日
日比谷公会堂 あおさぎくんかな? 2016年3月3日
日比谷公会堂 外堀の石垣の一部か 2016年3月3日
日比谷公会堂 石垣に刻まれた石工の屋号 2016年3月3日
日比谷公会堂 噴水池 2016年3月3日
日比谷公会堂 水飲み(日比谷公園開園当時のもの) 2016年3月3日
日比谷公会堂 古代スカンジナビア碑銘鐸 2016年3月3日
この松本楼は格式のある西洋レストランで、夏目漱石や、高村光太郎などの文人や、孫文などの歴史的な人物も訪れたのだとか。ヤマハのピアノの初号機と言われるものも飾ってあったのですが、これで我慢してください。受付のお姉さんの目が怖かったんです。
以下にお店のパンフレットを掲示しておきます。
日比谷公会堂 松本楼パンフレット 2016年3月3日
日比谷公会堂 松本楼ロビーの展示品 2016年3月3日
日比谷公会堂 松本楼特注の緞通 2016年3月3日
日比谷公会堂 松本楼100円カレーのチャリティの感謝状 森重久弥がいる 2016年3月3日
日比谷公会堂 焼失前の松本楼の油彩画 2016年3月3日
日比谷公会堂 松本楼 左の方にひっそりとピアノが写っている 2016年3月3日
日比谷公会堂 松本楼 おじさんたちの集合写真 2016年4月12日
平日なのに待ちの人たちが数組いました。前に並んだ人は、一人で来られた方でしたが、お店の中で食べたいご希望でした。私たちはテラスでいただくことにして、この方より前に案内されました。
当日は気温も上がり、心地よい小春日和の中でお食事を…。テラスには、人に馴れた雀がおこぼれをちょうだいなと、テーブルの上に乗ってきます。
日比谷公会堂 松本楼外観 2016年3月3日
日比谷公会堂 松本楼玄関 2016年3月3日
日比谷公会堂 松本楼グリル入口 2016年3月3日
日比谷公会堂 松本楼グリル店内 2016年3月3日
日比谷公会堂 松本楼テラス席 2016年3月3日
日比谷公会堂 松本楼 雀がご相伴 2016年3月3日
頼んだのは二人ともオムライス、うさおは雑味を付けてエビフライが載っている。美味しかったぞ。だが、うさおは安心してマスクを外していました。後で、花粉症で頭が痛くなるのと、目がかゆくなる攻撃を受けることになります。
日比谷公会堂 松本楼オムライス 2016年3月3日
日比谷公会堂 松本楼2階のカレービュッフェ おじさんたちと 2016年4月12日
日比谷公会堂 お弁当を食べている人 2016年3月3日
日比谷公会堂 外人さんもお食事中 2016年3月3日
日比谷公会堂 首賭けイチョウ 2016年3月3日
日比谷公会堂 松本楼看板 2016年3月3日
当日は、噴水池の周りで「Japan Fisherman's Festival 2016」の初日でした。美味しそうなものが、4時ごろから食べられるとあって、caccoは期待感満々でした。
後になって、もうへとへとの所に、さらに入場券を買う行列が延々続いているのを見た時に、こりゃダメだと諦めました。何しろ、色々フェスのルールがあって、それをお客さんが理解しないといけません。う~ん、何か食べればよかったかな。
兎も角も、今日のお目当て、日比谷公会堂に行ってみます。おう、古風な感じが東欧の共産圏の建物のようです。このネオンサインがね。シカゴもこんなイメージですか。
残念なことに、ホールとか屋上はopenされておりませんでした。開放してください。もうすぐ壊しちゃんでしょ。
日比谷公会堂 Japan Fisherman's Festival 2016 2016年3月3日
日比谷公会堂 小音楽堂 2016年3月3日
日比谷公会堂 噴水池周りのフェス売店 2016年3月3日
日比谷公会堂 延々続くフェス入場券の購買の列 2016年3月3日
日比谷公会堂 ネオンサイン 2016年3月3日
日比谷公会堂 東面 2016年3月3日
日比谷公会堂 北面 2016年3月3日
日比谷公会堂 南面 2016年3月3日
日比谷公会堂 南面 2016年4月12日
日比谷公会堂 アーカイブ・カフェ入口 2016年3月3日
日比谷公会堂 建設当時の公会堂 2016年3月3日
日比谷公会堂 昭和4年10月19日 竣工時の写真 2016年3月3日
気を取り直して、1階のカフェ「アーカイブ・カフェ」に入ります。入る前から、古き良き時代のスイングジャズの曲が表に流れて来ます。気分は大正・昭和浪漫です。
モガ、モブの感じですよね。店の前に貼られたポスターもレトロな感じでグッドですね。中に入ってみます。
おお、いいねえ、ロマンだ。鳴り響いているのは、うさおも子供のころに遊んだ手回し蓄音器が奏でるドイツオペラだ。大東亜戦争前のカーキ色の軍服の将校が、ここでコーヒーを飲んでいる絵が浮かんでくる。
日比谷公会堂 アーカイブ・カフェ 入り口 2016年3月3日
日比谷公会堂 アーカイブ・カフェ看板 2016年3月3日
日比谷公会堂 アーカイブ・カフェ 盲導犬も入れます 2016年3月3日
日比谷公会堂 アーカイブ・カフェ レトロなポスター 2016年3月3日
日比谷公会堂 アーカイブ・カフェ 改修中はしばらくお休みになります 2016年3月3日
日比谷公会堂 アーカイブ・カフェ 内部 2016年3月3日
日比谷公会堂 アーカイブ・カフェ 蓄音機 2016年3月3日
日比谷公会堂 アーカイブ・カフェ 78回転のレコードだ 2016年3月3日
日比谷公会堂 アーカイブ・カフェ 竹の針です 2016年3月3日
ここの店主は、山田大輔さんとです。意外と若い方で意外な気がするが、このレトロなカフェを語らせたら、右に出る人はいないと言う。
最初は電蓄かと思っていたら、日本ビクター製のゼンマイ式蓄音機だった。お店のレジの前にピカピカ光る建築用の隠し釘の束が置いてありました。これは何ですかと聞いてみると、蓄音機の鉄針ですよと答えてくれました。ああ、小さい時にこれでよく遊んだじゃないか。忘れちゃったなあ。
そうだ、竹の針も削って使ったよと話すと、喜んで蓄音機の前に連れて行ってくれた。これが竹の針で、その竹の針をカットする鋏ですと、見せて頂いた。
鉄の針は音量が出るが、繊細な音は竹針には敵わないと話をしていると、やはり骨董が好きそうなご夫婦がこの話に載ってくる。山田さん、ますます嬉しそう。このご夫婦も最前から、蓄音機の前に陣取って音楽を楽しまれていた方々でした。
日比谷公会堂 アーカイブ・カフェ 新聞記事 2016年3月3日
caccoは、ここを訪れた方々の雑感ノートや、このカフェを取り上げている「東京人」の雑誌を調べていた。天井高は高く、入口はアーチ構造で、黄色のスクラッチタイルを使っている処は、さながらフランクロイド・ライトのよう。
日比谷公会堂 アーカイブ・カフェ 今は塞がれている2階への階段 2016年3月3日
日比谷公会堂 アーカイブ・カフェ 山田さん 2016年3月3日
日比谷公会堂 アーカイブ・カフェ ビクターのマーク 2016年3月3日
日比谷公会堂 アーカイブ・カフェ 出入り口のアーチ 2016年3月3日
日比谷公会堂 アーカイブ・カフェ 内部のパノラマ写真 2016年3月3日
日比谷公会堂 アーカイブ・カフェ 思い出ノート 2016年3月3日
日比谷公会堂 管理事務所も素晴らしいアーチだ 2016年3月3日
堪能してから、日比谷野外音楽堂に回ってみたら、高い塀が巡らしてあって、中に入ることも、ステージを見ることも出来ませんでした。1970年代に、私たちがこの野音で好き放題をしたので、こんなに厳重になって居るのかもしれません。(うさおは好き放題はしていませんでしたが、野音に行くとアンパン(シンナー)を吸っていたり、怪しげなタバコを吸っているヒッピー風な人が沢山いました。)
日比谷野外音楽堂 この塀の裏に野音がある 2016年3月3日
日比谷野外音楽堂 入口の門 2016年3月3日
日比谷野外音楽堂 こんなロゴ 2016年3月3日
日比谷野外音楽堂 この日は開放されていなかった 2016年3月3日
日比谷野外音楽堂 野音の前の池 2016年3月3日
日比谷野外音楽堂 池の中の鶴の噴水 2016年3月3日
日比谷公園の北側に、法務省があります。ここも煉瓦ファンには堪らない所です。が、日比谷公園は広い。ぐるっと回って、警視庁の前にある法務省の建物に行きます。
おお、明治だ。
正面の門は、まるでベルニィー公園の門のようです。設計者は、ドイツ人建築家ヘルマン・エンデとヴィルヘルム・ベックマンです。施工にあたっての実施設計と工事監理は河合浩蔵が行ない1895年に竣工しました。植え込みの陰に、説明板が置いてあります。
法務省 パノラマ写真 2016年3月3日
法務省 ビルの狭間に煉瓦建物が忽然と! 2016年3月3日
法務省 北面 2016年3月3日
法務省 門はベルニー公園の様だ 2016年3月3日
法務省 門を内側から見る 2016年3月3日
法務省 正面の見附 2016年3月3日
せっかくなので、中に入らせて貰うことにしました。法務史料展示室はタダで入ることが出来ます。入口で5つの注意事項を聞かされ、遵守するよう誓わされます。
・出入りする車の邪魔にならないように歩く。
・館内の写真は禁止。
・表の写真は西側の広場で。
・展示室以外に入っていけない。
・入ってきたルートを通って帰ること。
すぐ、「はい」と誓って落ち着かづにきょろきょろしだすと、大丈夫かなこの人たちは言う目で見てくる。大丈夫です、判っているから。
法務省 東面 2016年3月3日
決められた扉を開けると、すぐに前進黄色の制服のガード・ウーマンが階段の所でおいで、おいでをしている。付いていくと、展示室がすぐそこにありました。
caccoが「あっ!」と言うので、何事かと思えば、そこには「人kenまもる君」と「人kenあゆみちゃん」の立て看がありました。勿論、お姉さんにだめですよ、写真はとチェックが入る。
展示室に入ると、受付のお姉さんは大学教授と院生の一群に着ききりで忙しそう。勝手にパンフレットも持って、見て回ると、彼らが写真を撮っているではないか。
接写でなければ、写真可の看板見て、お姉さんに確認し写真を撮りました。やはり、残っていた煉瓦壁が趣深いものでした。
法務省 展示室内部 2016年3月3日
法務省 展示室内部 22016年3月3日
法務省 展示室内部 22016年3月3日
法務省 展示室内部 22016年3月3日
法務省 展示室内部 22016年3月3日
法務省 避雷針 2016年3月3日
法務省 圧巻がこれ、煉瓦壁を飾ってある 2016年3月3日
法務省 ヒーローの看板の前で 2016年3月3日
法務省 人がいなければ中庭の撮影も可 2016年3月3日法務省 2016年3月3日
法務省 建物模型 2016年3月3日
法務省 人kenあゆみちゃん 2016年3月3日
で、ここまで回ると、へとへと。足を引きづりながら、とにかく、新橋の駅に向かいました。
日比谷公会堂 東門です 2016年3月3日