塩前寺(由佳ちゃんち)  2005年9月15日


 新幹線「のぞみ」に乗って名古屋に行きました。武豊線を見に行ったんじゃあないです。愛・地球博に行く時に、前日、由佳ちゃんちにお泊りさせていただき、ゆっくりと会場に出かけました。
 博覧会のレポートは、Cacco にまかせて、面白かった由佳ちゃんち探訪記を書かせていただきます。
 滞在時間、9時間(そのうち寝ていたのが5時間)の慌しい訪問になってしまい、じんじん(メールではこう呼ばれていたので、つい、こう呼びかけてしまいましたが、普段はそう呼ばれていないんだって!ひえ~!!)、由佳ちゃんちには、えらいご迷惑をお掛けしました。 ぺこりっ。


由佳ちゃん一家(大聖君、一心君、由佳ちゃん、じんじん) 2005年9月15日

由佳ちゃんち 「高浜港」駅 2005年9月15日

由佳ちゃんち 「高浜港」駅 2005年9月15日

 怒涛のように来て疾風のように去っていった私たち。(月光仮面だね)
 さて、「高浜港」駅に着いたのが夜の九時半過ぎ、Cacco が「あれ、由佳ちゃんじゃない?」って、改札口で手を振る3 人を目ざとく見つけました。
 大聖君と一心君の小さな手とやや小さな手を振る人影。由佳ちゃんでした。写真にそっくり!(あたりまえじゃないか)
 とりあえず駅前の大きな鬼瓦をぱちり。これは明日の朝のほうが綺麗ですよってことで、未練を断ち切ることに。早速、マーチに乗せていただき、一路、塩前寺へ。


由佳ちゃんち 高浜港駅前の鬼瓦 2005年9月15日

由佳ちゃんち 塩前寺 2005年9月15日

 由佳ちゃんは「小さなお寺でしょ!」と仰っておりましたが、いえいえすごく立派な風格のあるお寺さんでした。本堂は春日井市の遠方から移設したとのこと。それ以外は五年前に立て替えたとかで綺麗な佇まいでした。
 玄関に入ると、そこにじんじんが。これも写真にそっくりでした。(当たり前だって)よく掃除された居間に通されました。我が家は「ライ隊員」がいるため、そこいら中、毛の埃りだらけですし、到るところに荷物が出しっぱなしです。
 液晶TV には何やら犬の番組が。ちょいと気をそそられましたが、なにしろもう十時、子供達は寝る時間で少し寝るのをぐずっておりましたが渋々寝に行きました。


由佳ちゃんち 由佳ちゃんの車、マーチ お住まいの前に立つ cacco 2005年9月15日

 私たちもお風呂をもらって、ちょいと寛いだところでcacco にはビール、うさおにはケーキ(確か由佳ちゃんのお手製であったような)を出していただきました。ぱくぱく。うさおはライ隊員と同じでパクパク食べる。遠慮というものを知らないのか?(はい、きっぱり!誰からも教わったことはありません!)
 cacco が家族写真を見たいとせがみ、厚いアルバムが数冊用意されました。いやあ、家族で色んなところに行っているなあ。そうだね、子供が小さいうちだけだもんね、親に付き合ってくれるの。
 で、一騒ぎの後は(じんじんは明日、幼稚園にお勤めで朝の六時には出なきゃいけないのに・・・困った顔もせず、「いや、このくらいの時間まで起きていることはありますから」と仰っていましたが、う~ん、ご免なさい。いっぱい、いっぱいでしたね)


由佳ちゃんち 全員の手にホワイトバンド!暴れる一心君 2005年9月15日

 由佳ちゃん(万博師匠)に明日の愛・地球博の廻り順をレクチャーしていただきました。

 六時起床。七時半までに高浜の瓦を探訪、そこで近鉄に乗り名古屋へ行き、今度は地下鉄で「藤が丘」へ。そこでリニモ君に乗り換え万博会場には九時着。
 入場後すぐにマンモスの整理券を配る時間を見て、国際赤十字館へ、マンモスの見学時間までにネパールなどの廻れる館を見る。で、JR 東海のリニア館を見る。等々。


 細かいスケジュールが出来上がった、やった。
(しかし、結果的にはものすごい混みようで、これらの計画は次々に破綻を来たし、途中、途中にCaccoが万博師匠にメールで指示を受けながら、変更、変更に対処して行きました。)

 さて、もう明日に備えて寝ることにしましょうと言うことで、宿坊に案内してもらうことに。途中ご本堂に案内をして欲しいと駄々を捏ね、見せていただきました。中央に石造りの高浜不動様が鎮座ましており、左に弘法大師様が、右手に金箔の観音様がおられました。でもご宗旨は曹洞宗の禅宗だそうで。問い詰めたら、曹洞宗の修業には鶴見の総持寺に来ていたとか。Cacco からあそこのお坊さんは、しょっちゅう喫茶店に入ってサボっていたよとの突っ込みが。
 TICA さん※、結構鶴見に縁がありますよ。
 さて、このお大師様はあまり汚いので由佳ちゃんが拭いたら、眉毛が無くなってしまい、じんじんに怒られることに。金の観音様も拭き清めたために漆の黒い地肌が・・・、やはりじんじんに怒られることに。
 この十一面観音様は、お顔が一つ欠けており十面観音様に。じんじん曰く、この観音様のお顔は今、家出中なんだよとのこと。由佳ちゃんの心がけ次第とも。


由佳ちゃんち 深い深い廊下 ご本堂より撮影 2005年9月15日

由佳ちゃんち 須見壇 中央が高浜不動(石仏)様 お顔が写らない! 2005年9月15日

由佳ちゃんち 由佳ちゃんのおかげで若返った弘法大師様 2005年9月15日

由佳ちゃんち 磨きの掛かった観音様 十面観音様だよ 2005年9月15日

 うん、由佳ちゃんは雑巾がけが好きなんだよね。
 二間続きの広いお部屋にも、あっ、観音様が。そういえば居間にも、由佳ちゃんが大事にしている観音様が。


由佳ちゃんち 孟子様?の掛け軸、違い棚に観音様 2005年9月15日

由佳ちゃんち トドのように寝るうさお 2005年9月15日

 それにお洒落な白いMac が!i-pod みたいだねって言うと、それも持ってますよとのご返事が。じんじんは年季の入ったMac 使いなんだとか。(仏像とパソを一緒にしちゃいけないね)で、うさおはパタンキュウで白河夜船。(Cacco はお余所なんで緊張して目が冴えていたとか・・・)


由佳ちゃんち 白Mac(G5)がお洒落に! 2005年9月15日

 朝起きると、由佳ちゃんが昨日とは打って変わって、フェミニンな格好でお出迎え。寄進をしていただいたご信者の方に記念に差し上げる瓦を見せていただき、欲しそうな顔をしていたのでしょうか、頂いちゃいました。(そんな顔、してました!)  う~ん、ご寄進してくればよかったなあ。


由佳ちゃんち 塩前寺に寄進をされた方に貰える記念の瓦 2005年9月15日

由佳ちゃんち 焼くと少し小さくなるよ! 2005年9月15日

 コーヒーもパンもいただき、早速、塩前寺の瓦から拝見させていただくことに。この高浜の瓦巡りは以前由佳ちゃんがドクガクに書いておりますのでご参照ください。
 塩前寺は烏天狗が軒瓦(留蓋)に座っています。寺紋は橘だったでしょうか?記憶の絶つ人、うさおは覚えておりません。庭先にある石仏と瓦の観音様。観音様のお指が子供達の悪戯なのか欠けていたのが残念です。って、言うか、こんなところに雨ざらしで良いんでしょうか?
 塩前寺はそれにしても何故こうも観音様が多いのでしょうか?


由佳ちゃんち 塩前寺の烏天狗 細工が細かい 2005年9月15日

由佳ちゃんち うさお『うん、江戸中期の古九谷ですね!いい仕事してますねえ、窯印で判ります。(鑑定団風に)お指があれば2000万円はしますねえ 』 由佳 『えっ?・・・(三州瓦じゃ・・・? 大丈夫かなあ・・・?)』 2005年9月15日

由佳ちゃんち 塩前寺の瓦製観音様 2005年9月15日

由佳ちゃんち 高浜観音様 2005年9月15日

高浜も観音様が多いように思えますが、この辺りは昔入り江だったところ、それと関係あるでし
ょうか?(海と観音様・・・浅草の観音様も海から上がって来たというしね)
 次に遠方より高浜観音様を拝ませていただきました。先のレポートにありますように、陶製の
観音様としては日本一です。

 瓦美術館に行くと、そこには名古屋城の鯱が、で~んとありました。ここには時間が無かったので外観だけです。この次、訪れたらぜひ訪ねたいところです。何が飾ってあるのか?瓦ですけど。ワクワクしますね。
 さて由佳ちゃんご推薦の宇宙人だが・・・。(これは、変ですよね。赤塚不二夫の世界ですね。)
朝の慌しい中、おにの道のさわりをさらっと廻って貰いました。


由佳ちゃんち 瓦美術館 2005年9月15日

由佳ちゃんち 瓦美術館  2005年9月15日

由佳ちゃんち 赤塚不二夫氏の漫画みたい 2005年9月15日

由佳ちゃんち  2005年9月15日

 石川山 恩任寺


由佳ちゃんち 恩任寺 2005年9月15日

由佳ちゃんち 蔵書庫の楼があり風格があります 2005年9月15日

由佳ちゃんち 唐獅子?鬼かな?瓦の紋は陰陽紋 2005年9月15日

由佳ちゃんち 寺門は梅鉢 梅鉢紋は菅原道真に縁があり学問を意味します 2005年9月15日

 前田姓の方はこの紋ですね。他には藤原、源、橘。平、丹治、日下部、池田姓の方に多い家紋です。

 由佳ちゃんお気に入りの智教山蓮乗院 ここにも細工の込んだ化粧瓦が多くあるとか。由佳ちゃんのレポートを参照してくださいましね。(^。^)
 高浜の町は海の近くの街だが、山形の鶴岡のような武家屋敷を思い浮かべます。古い佇まいをそのまま大事にしているからでしょうか。


由佳ちゃんち 蓮乗院 2005年9月15日

 このお寺さんの名物。天女。これ以外にも七福神の面々らしきものが。するとこれは弁天様かも。


由佳ちゃんち 蓮乗院 弁天様?天女? 2005年9月15日

由佳ちゃんち 蓮乗院 七福神のお一人? 2005年9月15日

由佳ちゃんち 蓮乗院 七福神のお一人? 2005年9月15日

由佳ちゃんち 蓮乗院 天女かな  2005年9月15日


 牡丹に唐獅子、竹に虎。竹ならぬ寺門は笹竜胆。源氏紋として有名だが、頼朝は家紋を持っていなかったとか。家紋は貴族の印だったよ。
 木曽義仲が竜胆紋を用いたので源氏の紋として定着しました。石川、本堂、池田、木曽、大友、馬場姓に多いです。


由佳ちゃんち 蓮乗院 唐獅子ですね 2005年9月15日

由佳ちゃんち 蓮乗院 亀さんでしょうか 2005年9月15日

 何でしょう?牡丹?芍薬?それにしても手が込んでいて、江戸から明治にかけての鏝絵の名手、伊豆の長八を見るようです。竜胆は昔は笹竜胆とも書きました。ですからこの門(紋)は笹と竜胆を組み合わせたものではありません。


由佳ちゃんち 蓮乗院 牡丹か、芍薬か 2005年9月15日

 さて、由佳ちゃんに会ってやはり思ったのは、由佳ちゃんは小さく見えないということでしょうか。気持ちが大きいので、大きな人に見えます。特に写真で見るとCacco とそれほど変わらないように思えます。(でも実際は凄く背の差はありますよ)


由佳ちゃんち 蓮乗院 この木彫りが素晴らしい 2005年9月15日

 さすが高浜の街、電信柱の根元にもこんな瓦を使ったオブジェが・・・


由佳ちゃんち 電柱の根元の瓦アート 2005年9月15日

 さすが由佳ちゃん家、家の前の郵便受けは等身大?のポスト(ガスボンベ?)。小包みでも何でも
ぱくぱく食べてくれそう。


由佳ちゃんち ポストみたいな郵便受け 手紙を出しちゃいそう 2005年9月15日

 Cacco が大喜びの傾きかけた家と支える鉄の支柱が。(一部不穏当な表現があったことをお許し
ください。)


由佳ちゃんち 斜材で支えているお家 2005年9月15日

 最後まで見送ってくれた由佳ちゃん。本当に有難う。この後、大聖君と一心君の世話が控えているのに、いつまでも手を振ってくれた。うっ、うっ、な、涙が・・・・。不覚にも・・・。


由佳ちゃんち さようなら、由佳ちゃん 2005年9月15日

由佳ちゃんち 高浜港駅のホーム 2005年9月15日

由佳ちゃんち 瓦屋さん 2005年9月15日

※:TICA さん、YUKO さん、由佳ちゃんは浜田省吾仲間、実はTICA さんは由佳ちゃんと会ったことがない。