映画「きみの色」「in the poket]

 一部のバンドファンが、古い建築物を探訪しに日本橋へと向かった。ここにはアールデコ調の5層吹抜けの中央ホールがあり、あるバンドがこのアトリウムで演奏したら、素晴らしいのではないかと思ったのだ。だから、三越日本橋本店と、とあるバンドが演奏したことは一度もありません。
 けれども絵面がよいので採用してみました。屋根部のステインドグラスは日本のステンドグラスの宇野澤辰雄の最初の弟子である別府七郎が制作にかかわりました。
 ここで「宮越家のステインドグラス」に繋がってくるね。



三越日本橋本店

 とある5月のとある日、Caccoはお友達Hと三越日本橋本店に向かいます。


日本橋三越本店 外観 2024年5月21日

 大正3年(1914年)にカーテンウォール式鉄骨造の本店が作られました。現在の建物は5(昭和10年(1935年)に竣工したもので、内装がルネサンス様式から、アール・デコ様式に変更しました。5層吹抜けの中央ホールや、柱や床の大理石が特徴的です。
:清水建設歴史資料館から抜粋。


日本橋三越本店 第1期新築(1914年)関東大震災で焼失

日本橋三越本店 地下鉄からの入口 暖簾 2024年5月21日

 店内は隈研吾氏デザイン「白く輝く森」を表現したそうです。百貨店ではあまり見ない作りなのでちょっと新鮮ではあります。でもなんだかどこもかしこも隈研吾だなーとか思ってしまう…。


日本橋三越本店 店内 2024年5月21日

 この日は東京建築展でした。その東京建築祭の一貫として三越劇場を5月21日だけ限定公開。東京建築祭とは「東京の多彩な建築を体験し楽しむ 新たな視点で町を再発見」しようと言うコンセプトで始まり、「近現代の名建築を大規模に公開するイベント」です。
 期間中は行きたいところが目白押しでグリコちゃんと共にいくつも応募したのだけれど(例えば東京ステーションホテルツアーとか)軒並ハズレ!世の中には名建築好きがこんなに多いのかと改めて驚いた!


三越劇場 入口 2024年5月21日

三越劇場 入口 2024年5月21日

三越劇場 内観 2024年5月21日

 このステインドグラスの四隅の三角の部分は、開けることが出来、通風孔の役目も果たします。


ステインドグラス1 2024年5月21日

日ステインドグラス2 2024年5月21日

天女「まごころ」像 2024年5月21日

天女「まごころ」像 2024年5月21日

 日本橋には麒麟像が有名です。頭上に架かる高速道路も移設計画が進んでいます。この景色も早晩、見られなくなるかもしれません。


日本橋親柱 麒麟像 2024年5月21日

日本橋 頭上の高速道路 2024年5月21日

「マスターピース漫画コレクション」
 漫画家・萩尾 望都さんの「ポーの一族」と三越がコラボ。エドガーとアランの「永遠の時をめぐる旅」をテーマとしたトラベルグッズをメインに、雑貨やアクセサリーを受注生産する催し。
 わたしにとってもエドガーとアランは永遠ですーー


萩尾望都 ポーの一族 2024年5月21日