大阪ガスビルディング
うさお&Cacco
※淀屋橋の界隈は昔から続いた中小企業の会社が多い。そしてその建物はレトロで親しみやすい。今回は歩くルートをCaccoが事前に選定してくれたもの。見たい建築は12にも及ぶが、うさおの脚がCaccoに及ばないので、歩く速度、歩ける距離(途中休みを入れながら)に制限があるので、9ヶ所に厳選しました。何しろこの後、甲子園に行かなくてはならないので、時間的にも強行軍でした。
淀屋橋 大阪ガスビルディング
地下鉄御堂筋線淀屋橋駅を降り、御堂筋を南に150mくらい歩くと、大阪ガスビルディングにたどり着きます。御堂筋通りはいくつかの彫刻が道路脇に設置してあります。
お出迎えの銅像 2023年9月12日
うさおは安井建築設計事務所とは、仕事上でお付き合いしたことがあります。その安井建築設計事務所の創始者安井武雄が昭和8年に、このビルを設計しました。外観の丸みからアール・デコ様式と言われていますが、安井武雄は「使用目的及ビ構造ニ基ケル自由様式」と称し、御堂筋という立地条件、ガス事業の公共性等を考えられた自由様式で、その後、その思想は村野藤吾にも影響を与えました。
ビルの銘板と文化遺産の銘板 2023年9月12日
アール・デコ調の外観 2023年9月12日
ここで昭和8年の写真を見てみましょう。※
全景 昭和8年7月撮影
外観 昭和8年7月撮影
玄関のほうに回ってみます。
大阪瓦斯ビルディングの玄関 2023年9月12日
西側から望む 2023年9月12日
また、昭和8年7月の写真を見てみます。
西側外観 昭和8年7月撮影
建物の中には、事務所、ガス用品陳列場、講演場、美容室、理髪場、ガス料理講習室、食堂などが設けられていたそうです。講演場ではエンタツ、アチャコなども出演したと言われています。
まずはロビーに入ってみます。
エントランス・ロビー 2023年9月12日
受付けのバックには「名建築で昼食を」が 2023年9月12日
大阪瓦斯ビルディングの歴史 2023年9月12日
現在でも8階の食堂が残っており、竣工当時の雰囲気を楽しめるとして人気です。当然、うさお、caccoペアも食堂で食事する気まんまんでした。
残念なことにあまりの人気で予約がないと入れません。当日は大阪ガスビルにいつ到着できるか分からなかったので予約は入れませんでした。というか、そんなに混んでいないだろうと高を括っていました。これは大失敗でした。
「ガスビル食堂」に入れないのでクロークでうろうろ 2023年9月12日
ガスビル食堂入口 2023年9月12日
当時のままのデザインのエレベーター 2023年9月12日
1階のエレベーター 2023年9月12日
※再読 関西近代建築 モダンエイジの建築遺産 石田潤一郎・平井直樹 大阪瓦斯ビルディング 建築と社会 2014年3月 p73 日本建築協会誌