75号の書感(うさお)
表紙
銀座で一番TVに映るビルはと聞かれたら、やはりこの「銀座和光」ですね。服部時計店の小売店として建てられました。8階建てのビルは今では低層ビルにランクされますが、当時は結構な高さです。ビルの屋上には、櫻井氏、宮本氏、小林氏の三名が登っていましたが、小林氏はピアノの演奏で動かなくてよい。櫻井氏と宮本氏が下を意識すること無く歌いまくっていたが、櫻井氏は壁を背にあまり前に出ないように歌っている。宮本氏はパラペットに脚をかけたり身を乗り出したりと、感情の赴くまま動き回っていました。野人だ。
うい君カルタ
前回のカルタに対する思い入れをもう少し深く、ねちっこく説明したもの。制作者以外には殆ど興味を惹かないだろうな。
コメダのマーク
何で東神奈川に行ったのか、覚えていない。スマホの修理か区役所に用があったのか?食べるものしか記憶がないのでがっかりな毎日です。
YMOのいた競馬場
坂本龍一氏が亡くなったときに、健さんからYMOのPVに根岸競馬場跡が写っているよと教えてもらったので、見てみると羨ましいくらい内部に入って撮影している。まるでブラタモリのように、一般人では行けないようなところを、平気で見て楽しんでいる。これだから有名人は…。うさおも有名人になれないかなあ。行きたいところがいっぱいあるぞ。
根岸競馬場は米軍の接収地
根岸競馬場の外観写真は、2001年に撮ってあったのでそれを再掲しました。写真は多くあるのに、同構図のものやあまり的確でないものが多く、結局以前チョイスしたものがベストだと気が付きました。数多く鉄砲を撃っても当たんないものだな。
おもちゃの工作
1)ピノガチャ
Caccoが「今、ピノ、2箱買うとガチャが作れるみたい」と早速購入して空箱を渡されました。ピノ箱を解体して裏かえすと、すると赤線と黒線の模様が現れるので、はみ出さないように切り抜きます。後は組み立て方をネット動画で確認しながら作業を進めます。小さなお菓子を詰めてダイアルを回すと、あら不思議、下からポトンと落ちてきます。うぃ君もお気に入りで今でもダイヤルを回して遊んでいますが、お菓子は上の蓋を開けて直接もっていきます。あれっ。
2)ロケット
なんか折り紙を三角の傘のようして折ります。何だこれは?烏賊か、くらげか?ロッケトだと言います。ふ~ん?(ストローを刺して吹くの!)以外に高く飛びます。喜ばれました。しかも一目でロケットだとわかりました。どうしてかな????
3)かえる
これが折り紙なのか?分厚い紙の塊ができます。色が緑だからカエル?これはうぃ君も飛ばすことが出来たので、自分で何度でも飛ばしてました。手伝おうとすると怒られます。
コロナ禍の私
この執筆の後にタツオトさんは、コロナに罹ります。心臓手術の直後の罹患だったので心配をしましたが、その2週間後には東京に来てくれて、法政大学の藤川先生の研究室に元気な顔を見せてくれました。タツオトさんはコロナ禍で増えたものは、CDとDVDだと言っています。コロナ禍で通信系の行動が必須になり、DX化が進む中、タツオトさん、アナログになっていますよ。車もマニュアル・トランスミッションだし。
今夜はカルフォルニアワインで!
若い時に毎晩のように自宅に来て麻雀をしに来たのが、パーカー三木さんです。銀行に入り長いこと米国に暮らしていた氏は、いつの間にかワイン通、ウィスキー通になっていました。行きつけのバーにワインカーブを持っていたり、家にも少なくない数のワイン、ウィスキーを持っていたりと、たいそうなブルジョアになっていました。その蘊蓄が遺憾なく発揮されています。
日本初の金目川サイクリングロード
ゼネコン時代の技研の同僚で、退職後、地球的規模の水の流れをシュミレートできる会社を起業しました。今は一線を退き、住まいのある平塚の防災活動に精を出されています。この一文もその活動の一貫で書かれたものと聞いています。平塚にも、軍事施設が多くあるので、今度はそれについて書いて欲しいな。そこに連れて行っても欲しいです。
神奈川県立音楽堂に行ったよ
神奈川県立音楽堂は、GURIKOさんが敬愛する前川國男氏の設計になります。音響設計は東京帝国大学の生産技術研究所の石井聖光助教授でした。この音楽ホールの最適残響時間を1.4秒に設定しました。この響きが今までの音楽ホールと一線画す長さです。既存のホールは多目的に使うため、明瞭度を上げて残響時間を短くします。クラシック音楽は響きを重視しますので長めにします。演奏家たちから「東洋一の響き」と絶賛されます。最適残響時間は室容積と用途により長さは異ります。後に大阪の「ザ・シンホニーホール」が残響2秒とし、この言葉が音楽愛好家たちに浸透していきます。話が長くなりましたが、神奈川県立音楽堂の木造の内装は、現在の建築基準法、消防法には適合しませんが、この響きを守るため特例措置になっているはずです。石井先生とは、渋谷の音楽ホールや公害等調整委員会でご一緒することになります。
洋爾の戯言 いつ死ぬか
「いつ死ぬか」と問われると、つい「今でしょ!」と答えたくなりますが、それだと即死しちゃう。矢澤さんの問いかけは、認知症にかからず健康であったら、何歳まで人間は生きたいのだろうという問いかけです。数値目標は建てられるのか、本当に憂いはないのか、やり残したことはないのかを自問して、やはり楽しく生きていこうという結論に達したようだ。うさおはというと100歳まで生きたくないし、やりたいことという使命感もなく、のべーと暮らしてます。うさおが明日死んでも誰か困る人はいるかなあ。
つげ義春を深読みしてみる
つげ義春氏の風景描写が緻密であったのは、学生の時から感心していたが、ストーリー漫画では各コマにこの調子で書き込まなければならないので大変負担だ。うさおも一枚くらいなら何とか描くことは出来る。漫画家はこんなに努力が必要なのかと思った時に、うさおの中から「辛抱」という字が逃げていきました。漫画家を目指すのはやめよう。音響設計へと大転身でした。
つげTコレクション
虹霓社とPowerHouse、青林工藝舎などが、コラボTシャツを世に出しているらしい。「キクチサヨコ」、「シンデンのマサジ」、「ネジシキくん」お馴染みのキャラクターです。つげ義春のファンは海外でも沢山いると言います。この「ガロ」風テイストって分かるのかなあ。
電気顧問
父も母もこんな仕事のレジメをよく残してあったなあ。これ以外だと横須賀港の見学の栞だとか、旅館のパンフレットがありますが、引っ越して20年以上経つのに、開けてないダンボールが幾つかあります。終活もしなきゃいけないのに、面倒くさいの嫌だ。
テレビっ子グリコのドラマレビュー
ドラマレビューが大きな表だったので、シン・ドクガクでも異例の幅のフォームを用いました。1月から2月にかけてのレビューなんですが、こんなに克明にメモしているのね。 GURIKOさんは。3月、4月の文も期待して良いのかなあ。お仕事に忙しいのにありがとうね。でも、このタイトル、自宅のTVでは観たことのない番組ばかりだぞ。ドンパチの刑事ものは入っていないのネ。おじいさんは恋愛ものだと泣いちゃうから体力消耗しちゃうんだ。
2023年8月発行
発行人 読書を楽しむ会
表紙 cacco
製作 M“s factory